これだけ筋トレブームと言われても、実際筋トレになんら関心のないヒトにとっては「なぜ?」「何のために?」筋トレなんかするの?という感覚は変わっていないようです。
筋トレあるあるですが、私もむかしからよく訊かれるのは「何を目指してるの?」という質問。これに対しては「ダイナマイト キッド」と答えていましたが、最近はあまり知っているヒトもいなくなってきました。亡くなったしまったし。
なぜこのようなことを書くかというと、先日もこう訊かれたからです。
なんでそんなにゴッツいのですか?(これは筋トレイニーにとっては最高のほめことばですよね。)
え? 筋トレしてるからです。
と答えながら恐らく求めている答えはこれではないだろうなと思っていました。すると案の定納得していない顔だったので仕方なく言いました。
むかしラグビーしてました。
すると俄に得心した顔に変わり、なるほどそういうことですか。と満足されたようです。
ただまあ、ラグビーをやめてからもう25年以上経っていますし、現役時代はもっと細かったので、こちらとしては納得いかないのです。一般的に筋トレ自体が目的になるということを受け入れてもらえないようです。あくまでも筋トレは何かのスポーツのための基礎トレーニングだと考えられているのです。
なぜマッチョ?→筋トレしてるから→じゃあなぜ筋トレ?といまだにこうなるワケですね。
むかしラグビーをしていたころはよく格闘技をしているヒトに親近感を持たれたモノです。実家の裏が床屋さんなのですが、そこの店主が極真空手のヒトで、初めて行ったときに「格闘技、何をされてますか?」と訊かれました。だいたい首が太いので柔道をやっていると思われることが多かったのです。
また仕事の関係で韓国の取引先のヒト達が来て宴会になったときに耳の潰れた如何にも格闘家というヒトが嬉しそうに近づいて来て何の格闘技をしてるかと英語で訊かれたり。
みんな「何か格闘技を?」ではなく「何の格闘技を?」と、格闘技をしていることを前提で訊いて来るのが特徴です。
あと、警官と間違えられることも多かった。20代の時に革のハーフコートを着ていたことがあったのですが、高い確率で警察官に間違われました。
まあとにかく、筋トレをしてバルクを増やすと何か目的があると思われるのは変わらないのでしょうかね。ボディメイクなんて言葉がずいぶん一般的になってきたと思うのですが、ボディメイク目的でトレーニングしているというのはまだまだ理解してもらえないのですね。
とはいえ、トレーニング自体が趣味になっている、楽しみになっているのは自分としては違うとも思っています。なので長時間のトレーニングはしないようにしています。筋トレなら1時間以内。休みの日でも。有酸素はできるだけながらでやること。理想はツーキンと兼ねることなのですが、現在それができなくなっているのでツラいところです。
だから読書しながら、映画観ながらというように長時間の有酸素はほかのことを一緒にしないと勿体ないですね。やりたいことはたくさんあるのです。そして年寄りには先の時間は短いのです。
有酸素は時間を取るので一時HIITにしていたのですが、台湾で心筋梗塞をしてからはHIITみたいなハードなことをやって大丈夫なのか心配でしていません。今度お医者さんに訊いてみよう。
ということで、短時間で効果のあるトレーニングをしなければいけないと近頃とみにそう思っています。なんか話が変わったみたいけど、まあイイか。