2016年の春に結婚した。
それまで私は、平凡な、どこにでもありふれているような日常を過ごしていた。
とはいっても、幼少期に両親からの虐待や養護施設で育った過去があるので、それなりに苦労した時期もあった。

2015年の初めに、夫と出会った。
当時の夫は30歳で、私は21歳。
1年間の交際期間を経て、私の誕生日にプロポーズを頂き、その数ヶ月後めでたく入籍することに。
とっても幸せいっぱいで、母に愛してもらえなかった寂しさや苦労など忘れてしまうくらい、まるで人生の絶頂にいるような気がした。
暗い過去から解放され、これからはやっと幸せになれる!新しい人生が始まるんだ!

年が明け、2016年。
夫の会社から人間ドックの結果が届き、左肺に陰影があるため要検査が必要とのこと。
ちょうど同じ頃、夫は左腕が痛むと言って近所の整形外科で診てもらった際に筋肉痛と診断されていた。後日、その整形外科に結果を持っていくとすぐに大学病院の紹介状を渡され、精密検査が始まった。

結婚する、およそ2ヶ月前のこと。