数日前のこと。
最近の文春だか新潮だかに(ちゃんと聞いてませんでした)
「台湾のごはん」な記事だかエッセイだかが載っていたらしく、
それを読んだ日本の友達から鼻息荒くラインがきました。
要約すると
台湾の主婦はごはんをつくらない。
なぜなら、3食外食だから。
うーーーらーーーやーーーまーーーしーーーー
心の叫びがラインにこもってました。
私の結論からいうと、
(個人的な結論です、1万人アンケートをとったり、地道な聞き込み調査をしたわけではなく、
10数年台湾で暮らしてきた、私の小さな世界の中での結論なので、
我が家はちがーーう!とか怒りのメッセージはやめてくださいね)
365日3食外食なわけないでしょ。
主婦はご飯をつくらない、なんてどんな記事よ?
です。
(否定で言うてもうたーーーーーー)
コホンコホン、説明させてください。
記事を書いた人や、雑誌に喧嘩売っているわけでないので。
決して。。。決して。。。
三食外食、なんて言葉が出てきたのは、
きっと、台湾は専業主婦が少ない、と言うイメージからでしょうか。
台湾は確かに働く女性が多いと感じます。
まぁ。日本だって働く主婦は少なくないイメージですけれど、
日本の場合と決定的に違うところは、ずばり!夫の意識。
台湾の夫は基本、妻に家事を求めていない
(私の小さな世界の中では、ほぼ100%そうやねん)
かといって、
アメリカンな思考で経済的に女性も自立してバリバリ稼いでね?
ボカァ、キミを養う気はないよ?
では決してありません。
むしろ、
結婚前も結婚後も、本命の彼女や妻にはドドドンとお金を使いますし、
妻の実家にもドドドンとお金を使います。
現金をお祝儀(誕生日とか、お年玉とか)包む文化なので、そこでもドドドン。
日本で妻の誕生日に現金を包む、とかないですもんね。ちょっとびっくりですが、文化の違いでしょうか。
話がずれました。もどします。
つまり、家事はしなくてもOKなので、イコールご飯は外食、と思われがちなのでは?
特に、日本では彼氏を落とすために胃袋をつかめ!の雰囲気がありますし、
花嫁修業にお料理を習いにいったりするのでしょ?
漫画でも、高校生が彼氏にお弁当を作ってきてあげたりしますよね?
台湾では男性の胃袋なんて、全然つかまなくても大丈夫。
むしろ、男性が女性にごはんを奢ってナンボです。
ここまで書いていると、
え?じゃあご飯つくってないやん?となりますけれど、
そんなこともないのです。
重要ポイントなのは、誰が作っているか、です。
台湾はとにかく家族愛が強くて、同居率も高いですし、
夫や妻の実家から徒歩5分以内な、スープあつあつ距離暮らしの人が多いです。
つまり、主婦でもある姑や料理好きな舅がご飯をつくっている家庭はめちゃくちゃ多いです。
晩御飯は夫/妻の実家で毎日食べる、スタイル。
だから、主婦だってもちろんご飯つくってますヨ。
私の知る限りでは、台湾のお母さん達は家族のためにお料理をすることをとっても誇りに思っている、と感じます。
朝の市場だって夕方の市場だって、新鮮な食材を購入しているお母さん達でメチャ繁盛してるやないですか。
台湾人は食べることをとても重要視するので、
家族が大勢で、みんな揃って食卓を囲む、という日常をとても大切にしますから。
まあ、我が家は姑も夫祖母ももう亡くなっていますし、
夫実家は1時間ちょっとの距離があるので、毎日ご飯を一緒に食べることはないです。
私が一家の主婦として毎日のご飯をつくっていますけれど、
娘も週3回は昼食・夕食を学校で食べているので、
その分も外食ととらえるなら、外食率多い方ですね
最近は、土曜日の昼食も学校で友達と食べているので、
天天と夫と私だけのご飯率がこれからはもっと増えていきそうなのは事実です。
けれども。
台湾の主婦はごはんをつくらない、なんてことは、無いですよー。