「ごぶさたしています。C98に続いて12月のC99まで中止になっちゃいました」
「C99は、正確には中止じゃなくて、準備会の7月12日付声明では「2020年冬、コミックマーケット99の開催は行なわず、2021年GWの開催を目指す」ってことだよ」
「細かいとこにこだわるんやなぁ」
「はやてちゃん、中止と延期は全然違うから。ここは史料を扱う場所だし、そのへんはきっちりしないとね」
「あはは、フェイトちゃんに一本取られたわ」
「「一本取られた」って言い回し、昔の漫画やアニメである会話だね…」
「岡野剛先生のマジンガーZ対けっこう仮面のネタやんw で、告知事項とかあるんやろ?」
「うん。まず来年5月のC99には当然参加申し込みをするんだけど、そこでの新刊のお話なの」
「『遥かなる近代』の第6号だよね?たしか終戦直後の内地在住朝鮮人の送還に関する史料のうち、日本政府や行政側のものを全文掲載、解説するとか言ってなかった?」
「第5号がGHQ側の史料、SCAPINやったもんね」
「その予定は変わらないんだけど、どうやら量が多くて第6号だけで収まらないかもしれないの」
「ってことは、第7号や8号にも続くってこと?」
「そうなりそうなんだよねぇ…例えば、外務省公開記録の「太平洋戦争終結による旧日本国籍人の保護引揚関係雑件 朝鮮人の部」簿冊のマイクロフィルムが2,293枚あって、まだ全部精査できていないの」
「1枚1枚見ていって、必要なものを選択するんやよね?」
「しかも、フィルムにコマ番号が振っていないから、逐一メモしながら複写していくの…」
「なのはちゃん、顔色が悪いよ?」
「その史料が収蔵されている外交史料館がコロナ対策で月水金の13時30分から17時30分までしか空いてないせいで、何回も通うはめになっているの…全然進まないんだよ…」
「隔日開館は痛いわぁ…平日にまとまった休みはとりにくいしなぁ」
「というわけで難航してるんだよねぇ…でも、その過程で重要な史料も発見できて、こんなのも作れることができたんだよ…特別輸送艦として邦人の復員引揚、非日本人の送還に従事した海防艦占守を通して、舞鶴での復員引揚送還を見る『舞鶴からの「引揚」』『占守の舞鶴日誌』」
「『舞鶴からの「引揚」』は、昭和20年8月から21年4月の舞鶴からの朝鮮人送還について史料を紹介、解説しながらまとめた本なの。現在BOOTHで頒布中」
「基本的に文章だけの本なんだね」
「『占守の舞鶴日誌』は、昭和21年4月、ちょうど舞鶴に帰港していた占守が最後の朝鮮人送還を行なうことになったことについて、史料からの検討とマンガの両方を載せた本なの。8月16日の「神戸かわさき造船7」で新刊として頒布を開始するほか、メロンブックスさんで予約開始中なの」
「今年の後半はこの2冊と『遥かなる近代』第5号が頒布の主力やね」
「うん、8月9月からはどんどんイベントに参加していくよ。こんな感じで」
「文学フリマ、コミティアでは『遥かなる近代』各号がメインだね」
「コミティアのFAQで確認したんだけど、オリジナル部分が多い舞鶴シリーズ2冊もセーフだと思うから持っていくの。それと、『遥かなる近代』第1号から4号は、BOOTHでは紙媒体、メロンブックスさんでは電子書籍版の頒布もしているからまた見てほしいな」


