なのは「重要なお知らせをします」
はやて「ついにうち切りなんやな…」
なのは「相変わらずはやてちゃんひどい!そうじゃなくて、刊行物についてのお知らせなの」
フェイト「あれ?前にも『史料はじめて読本』っていうのを出したよね?」
なのは「うん。あれはサブタイトルに『遥かなる近代』創刊準備号って書いてたでしょ。今回は準備号じゃなくて創刊号のお話なの」
フェイト「ってことはついに本番を出すんだね!」
はやて「どこで発表つか頒布すんの?…!まさか夏のアレに!」

なのは「はい♪作者のサークル「猫空茶藝館」は2017年夏のコミケ、C92に当選いたしました!」
はやて「やったー!申込2回目で初当選や」
フェイト「で、3日ある期間内のいつ、どこに配置されるの?」
なのは「8/13つまり3日目の東地区、R53aに配置なの」
はやて「あれ?ほんなら艦これ二次創作の方はどうなるん?」
なのは「ジャンル的には歴史枠での当選になるから、メインは『遥かなる近代』創刊号だよ。艦これはその片隅でひっそり頒布だね」
フェイト「倍率が高く競争の激しい艦これ枠を避けるための方便として歴史枠に申し込んだわけじゃないもんね。むしろこっちが先行、本業ジャンルだもんね」
はやて「まぁ、作者にとっては、史料写経も二次創作も、野球も旅行もみんな同じ領域の趣味やからねぇw 全部等価で全部本気」

なのは「というわけで、今年の夏はコミケに『遥かなる近代』創刊号を持って参加いたします」
フェイト「肝心の内容はどうするの?」
なのは「…正直な話、これからもずっとコミケにスペース参加できる保証はないわけだし、紙媒体で出したいこと、残しておきたいこと、広く頒布しておきたいことを優先的に扱いたいの」
はやて「せやなぁ。毎回当選するか分からんし、仕事や環境がいつ変わって都合つかへんようになるかしれへんし、やれるときにやれるもんを最大出力、ってことやね」
なのは「そういうことなの。だから創刊号では、所謂『朝鮮進駐軍』についての史料検証をするよ」
フェイト「ああ、前のブログでしてたやつだね」
なのは「うん。あれを私たちの劇形式からちゃんとした論文めいた体裁に変えて出すんだよ」
はやて「えらい手間と時間がかかるんちゃうん?間に合うんかな?」
なのは「実は、他の史料ネタもだいたいそうなんだけど、まずちゃんとした文章で書いたものを先に作っているんだよ。で、それを私たちの劇形式の脚本に落とし込んでブログに上げているの」
フェイト「それはそれで手間がかかるね」
なのは「いつかきちんとした体裁でまとめることもあり得るし、劇形式に拒否反応のある人やオタクじゃないふつうの人が読んでも分かる形式にしておけば、あとでいろいろ楽だろう、と思ってやってきたことなんだよ」
はやて「読みが深いのか苦労性なのかw」
フェイト「でも、『朝鮮進駐軍』の研究って安田なんとかさんが刊行してなかったかな?」
なのは「ああ、 『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』( 講談社、2012)だね。確かに触れてはいるけど、在特会が喧伝したデマに絡んでの話で、『朝鮮進駐軍』そのものについては個々の史料を提示してきっちりやってないからほぼ要らないよ」
はやて「ああ、そっか。そもそも『朝鮮進駐軍』は在特会のビラとかウィキペディアから記述削除とかの話で知名度が上がったネタやったよね」
なのは「そうなんだよね。だから在特会の取り上げた言説やウィキペディア削除騒動に関係するものも見ていくことに意味はあるんだけどね、安田のは参考にも使えない。つかこっちがかつて調べた史料に直接あたる方が詳しいし確実だしw」
フェイト「とにかく、『遥かなる近代』創刊号は『朝鮮進駐軍』言説の検証を題材にするんだね」
はやて「字ぃばっかりの本になるけど、よろしゅうなー。制作が間に合うかどうかが問題やけどw」
なのは「はやてちゃんやめてー。艦これの龍驤ちゃん合同誌に寄稿する原稿を脱稿したから、こっちに集中できるはずだし…」

なのはフェイトはやて「「「というわけで、C92、3日目の8/13、東地区R53a『猫空茶藝館』にて頒布予定の『遥かなる近代』創刊号、よろしくお願いいたします♪」」」

刊行物のお知らせ