火曜日にクリニックにてAIH後の注射をしてきた。
そのとき、先生から今後の治療に関してのお話が。。。
それは、次回までに、AIHをあと何回やるか、その後、体外受精に進むか進まないかを決めてくるということ。
そして、当クリニックでの体外受精の方法の説明。
このクリニックは医師が独りしかいない。
一日にできる体外受精は3組程度。
生理周期を均等にばらけさせるために、ピルのような薬を使って、かなり綿密に生理の予定をコントロールするという。
この話を聞いていて私は漠然と
・・・なんだか、他人の人生みたい・・・・
なんて、感じていた。
体外受精をすることは決めていたけれど、どうも治療方法がぴんと来ない。
しかも、通院回数を減らすために基本的に自己注射だそうだ。
とにかく、AIHとは比べ物にならないくらい、肉体的、経済的、時間的、精神的に負担が大きい体外受精、
しっかり夫婦で話し合って決めてくるように、と言われた。
病院のあと、出産したばかりの友達に会うために助産院に寄った。
生まれたばかりの赤ちゃん・・・・
抱っこもさせてもらった。
なんて、軽いんだろう・・・そして、ふわふわしてるよ。。。
かわい~な~・・・・
赤ちゃん見れば、「治療、がんばろう」って思えるかなって。
家に帰ってクリニックでの話を夫にした。
夫はやる気満々。
一周期でも早くやったほうがいいという。
でも、私は・・・
なんか、違う、と。
ちっともこの治療に前向きになれない。
薬嫌い、注射嫌い、医者嫌い、病院嫌い、
ずっと順調にやってきていた生理を、薬飲んで早めたり遅れさせたりするなんて。。。
「体外受精、やりたくないの?」
ときかれれば、 やりたくないけど、やらない、ともまだ決められない。。。
やるにしても、このやり方は私には合わないと思う。。。
すぐに決めなくちゃいけないわけでもないから、その日は答えを保留にした。
翌日、職場のKLC経験者の女性に相談に行った。
KLCでは、特にそういった生理のコントロールなどはせず、自然の周期で採卵して、しかも、
自分で注射をすることもない。
「まあ、座薬は自分でいれるけど(笑」
だいたい、生理をコントロールするっていうのは病院側の都合なわけで。。。
その話を聞いて、心が決まった。
ひとつ年下のその女性と最近知り合えたのは、なんだかKLCへの導きのような気がしてならない。。。
今回のAIHで駄目だったら、KLCに行こう。
もう、5月中に行こう。
そう決めた。
夫にもそのことを報告したら、ちょっと喜んでいた。
そもそも、夫の上司がKLCで授かっていて、そこを薦められていたから。。。
KLCと決めたら、なんだか不安がなくなった。
もちろん、そこにいったからってすぐに赤ちゃんができるわけじゃない。
むしろできない可能性のほうが、やっぱり高い。
でも、方向が決まると、やはり前向きになれる。
治療中のところどころで、立ち止まってしまうことがある。
治療前にずっと思っていた、
(自然にしていて授からなかったらそれでいいじゃない。。。)
そんな気持ちがぶり返して、治療をやめたくなってしまう。。。。
もちろん、夫婦では「子供が授からなかったら、それはそういう運命だよね」と心構えはしている。
でも、私は、
夫に自分の子供を抱かせてあげたい。
夫を父親にしてあげたい。
その気持ちが私を治療に向かわせる。