シアキュラ .88 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




「書けたのか?」
「あぁ、見る?」

「見る」


白い紙の上にオレがいた。

柔らかく笑うオレがいた。


優しいタッチの絵に ユチョンの人柄が見える。
オレは こんな顔をしてるのか・・
こんな顔をして笑っていたのか・・


「ど?けっこう上手く描けたと思うけど・・」
「うん、、、」

「あ、ダメだった?」
「、、、ありがとう・・・」


ユチョンを抱きしめた。
もう、、いろんな想いが込み上げて来て 言葉にできなかった。


オレは ここにいた。
何も形を残さない ドラキュラのオレが。
鏡にも 映すことを拒絶されるオレが。
ドラキュラの死を成しても、その屍さえ残さないドラキュラが。


ユチョンが、、、、


ユチョンだけが オレの存在をこうやって生かしてくれる。


オレの体が灰になって消えても、
このユチョンの絵が、死んだ後もオレを生かしてくれるんだ。


ユチョン、、、、
お前には たくさんのプレゼントもらった。

名前を呼ばれるだけで、
笑っていてくれるだけで、
隣にいてくれるだけで オレは幸せを感じた。


オレも お前を幸せにしたかった。
だけどオレに出来ることは、
お前が望むことは もう一つしか残ってないんだろ・・・


「ユチョナ、、、、っ、、、、、」


たまらず、涙がこぼれた。


「、、、っ、、、、、、ふぅっ、、、、」
「ジュンス・・・」


オレの涙がユチョンの肩を濡らす。
ギュっと抱きしめるオレの背中を、
ユチョンが母親のように包み込み、優しく撫でる。



何度も何度も オレの心を救ってくれるユチョン。



「ジュンス、、、そろそろ 行こうか」
「あぁ、、、ゴメン。 間に合わなくなるな・・ 」

「うん、、、、」


顔の涙をゴシゴシと拭い、ユチョンをもう一度抱きしめ、こめかみに唇を押し当てる。


「その前に 5分だけくれ」


オレは ユチョンの写真を1枚プリントアウトして絵の隣に置いた。


「オレ 一人だと寂しいからな。 ユチョナも一緒だ」
「、、、、ありがとう、ジュンス・・・」

「じゃ、行こうか」
「あぁ。」


ユチョンの瞳も涙の膜が張っていた。




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てか、これ書きながら ダーダー滝のような涙が・・(T_T)
私ってパボ。

お話書いてる時ってね、頭の中で 登場人物が映像を伴って勝手に動いて行くの。
だから書いてて、すごく切なくて・・・
だから パボなんだけどー (TωT)

でも、その映像化したモノを表現力がないから 上手く伝えられないもどかしさ(涙)


なんかね、90話近くにもなると、このキャラクターに愛着湧いちゃって (TωT)
終わりたいのに、終わりたくない・・みたいな。