ベットの上で一緒に過ごしていた。
ユチョンは 鉛筆で一本一本線を足しながら、オレの絵を描いている。
それを横になってボーっと見上げていた。
オレはいつまで血を吸わずにいられるだろう。
できれば、もう、、、、吸いたくない。
ユチョンと最後を共にしようと決めた頃から何度も思い出している。
過去の自分を。
ドラキュラとして死を選ぼうとした時のことを。
全てを焼き尽くす眩しく熱い光。
怖くて、恐ろしくて、、体の震えが止まらなくて、暗闇に逃げ帰った時のことを。
ドラキュラの本能なのか、、、、心はそれを望むのに、体が拒否した。
オレは怖い。
また自分だけ生き残ってしまったら どうしよう。
・・・それだけは、、、イヤだ。
『 ドラキュラは簡単には死ねない・・・ 』
一瞬、ジェジュンの声が聞こえたような気がしてゾクッと身を震わせた。
コロコロ・・・・
何かが動いた気配で視線を向けると、鉛筆が転がっていた。
ユチョンが固まったように一点を見つめている。
「ユチョナ?」
「、、、、、、っ、、、、、はぁー・・・・・」
ギュっと目を閉じ、深く息を吐いたユチョン。
「どうした?」
「ん、、、ちょっと疲れた。寝ていい?」
「、、、、あぁ、ゆっくり休め」
ユチョンを腕に抱き、ベットに横たわる。
「ジュンス、、、、」
「ん?」
「海じゃなくてもいいから、夕陽が見たい」
「そうだな、戻って来てから 見てないな。
海は遠いから、川でもいいか?」
「あぁ、いいよ。」
「じゃ、明日の夕方に出かけよう。今日は寝た方がいい」
「明日が楽しみだな」
「オレもだ。他に行きたい場所は?」
「、、、、ない。欲しいものも、行きたい場所もない。」
「、、、、わかった」
目を閉じた ユチョンの唇にそっとキスをした。
そうか、、、、ユチョン。
そうか、、、、
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あぁ、、やっぱりタイミングを誤った感あり。
ファンミまでに終わらせる予定だったのに、、
これ読んで悲しくなった方がいらしたら 本当にごめんなさい。