シアキュラ .75 | チョンサXIA ブログ

チョンサXIA ブログ

JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




「ジュンス、俺 、、行きたい場所がある」
「どこだ?」

「・・・・・俺の家」
「・・・・」

「帰りたいんだ。ダメか?」
「あぁ、、、、帰ろう。」

「ホントに?」


ユチョンが嬉しそうな顔をする。
お前の そんな顔を見るのは久しぶりな気がする。
オレは それが嬉しくて ユチョンに腕を伸ばす。
肩を抱くと、もたれて体を預けてくる。


軽い・・・
白いものが髪の毛に少し混ざって見えるようになった。


オレも一緒に歳を取れたら・・・

ユチョンが気にしているのは わかってる。
でも、どうしようもない。
オレにできるのは、こうやって共に過ごすことだけだ。

ユチョンの髪の毛にキスを落とした。


人間の一生。

限られた時間の中で、
何を成し遂げるか、
誰を愛するか、
自分で選択して、死に向かって生きて行く。
その姿は美しい。

オレは 思うんだ。

美しいものには期限がある。

花が美しく咲いた後、枯れて種を残すように、
朝に昇った太陽が、水平線の向こうに消えて眠るように、
人間も生まれて愛を知り、輝いた人生の後には、枯れて土に戻っていくんだ。

限りがあるからこそ、それらは美しい。

一瞬のきらめき、ため息のでるような恍惚、温もり・・・


オレは ユチョンと共に 人間の時を刻む。
残酷で、美しい時間を。


ユチョンが苦しむ姿を見ては、胸を痛め、
ユチョンの軽い体を感じては、命の儚さを思い知る。

年々 弱くなる ユチョンを見ては思う。

助けてやりたいと。
その苦しみを代わってやりたいと。
命の期限を感じて怖くなる。


けれど、それが人間だ。
ジェジュンが言うように、
ユチョンが欲するように血の交換をすれば
永遠ともいえる命が手に入る。

でも、その瞬間に失うものもあるんだ。


ユチョン… わかってくれ。
オレは、お前への愛を永遠に誓うよ。



ユチョンの温もりが胸を締め付ける。

『 家に帰りたい 』 ・・・ そうか。

それだけで、ユチョンが何を言いたいのか わかった気がした。


「ユチョナ、夕陽を見に行こうか」
「うん」



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。