シアキュラ .67 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。



「ジュンス、オレと来ないか? ユチョンも一緒でいい。
 アイツを仲間にして、一緒に世界を回るんだ」

「は?ふざけたことを」

「オレは真剣だ。お前は アイツをドラキュラにしないのか?」
「するつもりはない」

「だったら なおさらだ。
 アイツは人間だ。
 人間のままなら、いつかは死ぬ。
 その時、お前は一人になるんだぞ。
 愛する者を失った後、一人で耐えれるのか?
 オレがそばにいてやる」

「ジェジュン、オレはユチョンをドラキュラにはしない。
 血も吸わない。
 ユチョンが死ぬ時は、オレも死ぬ」

「何を言ってるんだ?ドラキュラは簡単には死ねない。
 お前もわかってるだろう?」


あぁ、わかってるよ。
何度も この姿を消そうと思った。
太陽の光を浴びれば簡単に灰になれるのに、
それが怖くてできないんだ。
足がすくんで、体がブルブルと恐怖に震えた。
どうしても、できなかった・・・・。



「ジェジュン、もう一度言う。
 オレは ユチョンと死を分かつ。
 ユチョンを再び失ってまで生きることに何の意味もない」

「バカな、、、お前はバカか?
 こんな美しい姿を捨てるのか?」

「どこが美しい?
 オレは この体になって一度もそう思ったことがない。
 醜い化け物だ」


化け物だと言い捨てると、一瞬 ジェジュンは口をつぐんだ。


「、、、、。
 そんな事を言っても、お前は死ねないよ」


それっきり ジェジュンは 口を閉じたまま、ソファの背に深くもたれて視線を遠くに投げた。

カチカチ カチカチ・・・時を刻む音だけが 大きく響く。


この男も、死のうと思った瞬間があったのだと、そう感じた。



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