シアキュラ .56 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




俺の熱は 4日目にしてやっと下がった。


「ユチョナ、まだツラいか? 何か欲しいモノがあるか?」
「うんん。だいぶいいよ」


ホッとしたような顔で、優しく髪の毛を梳いてくれるのが気持ちいい。


いつ目が覚めても、そこにジュンスはいた。
薬を飲ませ、汗を拭き、着替えを手伝い、
喉は乾いてないか、腹が減ってないか・・・・

ジュンスは、俺の熱が下がるまでずっとそばについていてくれた。
俺は ジュンスがいてくれることに安心して、何度も眠りに落ちた。



ジュンス・・・

俺、お前になら血を吸われてもいいと思った。


ジュンスの歌を聞いたときに感じた。

懐かしさと、
手の中から、指の隙間から、零れ落ちていった淡い恋のかけら。
後悔と、孤独と、怒りと悲しみ。

そして・・・俺を深く求め乞う愛。

お前・・・自分を責めてるんだろ?
ずっと、ずっと・・・俺に会うずっと前から。

ジュンス、、、もういいんだ。
もう 苦しまなくていい。
俺は お前の元に帰ってきたんだから。

俺が欲しいんだろ?



手を伸ばして、ジュンスの白い頬を撫でる。
ジュンスが、頬を緩ませて 「ん?」 と、聞いてくる。
俺は言葉にはせず、微笑み返した。

まだ、、上手く言葉にできそうにない。


「ジュンス、、帰ろう・・」
「どこに?」

「椰子の木のある海辺に。夕陽をジュンスと見たい」
「あぁ、そうだな。しばらく見てないな」

「俺、もう大丈夫だから、早く帰ろう」
「わかった。オレも夕陽が見たい・・けど、今日はもう少し寝たほうがいい」

「ん、、」


ジュンスの唇が額に落ちる。
俺は ゆっくり目を閉じた。



もし今 この体が病に消えていこうとも、
俺はまた生まれ変わる。

生まれ変わって、俺はまたジュンスを愛するだろう。

何度生まれ変わっても、
俺の魂は ジュンスを愛するようにプログラムされている気がする。


ジュンス・・・

ただ、その間。
俺が生まれ変わる長い時間、ジュンスを一人にすることがツラい。

お前は 一人で、
ユチョンという名で俺が生まれ変わってくるまで、
長い時間を、悲しみと孤独に耐えて来たんだろう?
それを思うと、ツラい。

なら俺はどうすればいいのだろう。

俺がドラキュラとして共に生きるという選択をジュンスは喜んでくれるだろうか。

それなら同じ時間を過ごしていける。
長い時間を共に・・・







ジュンス、、、俺をあげるよ。




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こういうの、、運命って言うんだ・・