僕の家は なおちゃんの部屋の中にある、ドールハウス。
僕とユチョンと二人で住んでいる。
なおちゃんと話せなくなって、2年が経つ。
なおちゃんは 春から 中学生になる。
身長も伸びて、ずいぶん お姉さんらしくなった。
僕の声は届かないけど、なおちゃんは 僕に話しかけてくれる。
学校の事、友達の事、好きな男の子ができたこと。
僕は その話を楽しみに聞く。
外の世界を、なおちゃんの世界を感じて、幸せになる。
好きな男の子の話は、ちょっと焼きもち焼いちゃうけどさ。
キラキラした 表情を見て、僕は嬉しくなる。
なおちゃん、僕は幸せだよ。
たまに オルゴールも聞かせてくれる。
大好きなオルゴールの音。
僕は、ユチョンと一緒に その優しい音色に癒される。
僕は・・・幸せだ。
ドアがパタンと閉まって、なおちゃんの部屋には ユチョンと二人。
「ユチョン、今日はなにしよっか」
「ん~、、、とりあえず、脱ぐ?」
「ばっ、、、何言ってっ /// 」
「あ~、、今、エッチなこと考えたぁ~」
「え?な、なにを!」
「オレ、着替えしよっかと思って言ったのにさぁ~」
ユチョンは よく僕をからかう。
「うははww それなら、僕がユチョンの髪の毛のお着替えしてあげるよww」
「わっ、、やめろ、、、髪の毛はこれでいいから、、、」
「うきゃんきゃんww ユチョン・・・ズレてるww うははww」
「あ~っ! ジュンスが引っ張ったからだろ!」
「うきゃんきゃんww」
「ジュンスっ、おとなしくしろ!お仕置きだ!」
ユチョンに羽交い絞めにされて、服の背中のマジックテープがベリッと外れた。
「ジュンスぅ~、お着替えしましょうね~ ♪ 」
楽しそうなユチョンの声に、笑いが込み上げる。
僕は幸せだ。
「ん?」
「ユチョン、、ずっと一緒にいようね」
柔らかく笑ったユチョンが、優しいキスをくれた。
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「僕たち ずっと一緒・・・うはんww」
