「旨かったか?」
ジェジュンがニコニコと嬉しそうに聞いてくる。
いつものオレのご飯は カリカリ。
たまに パパが野菜スティックをくれる。
それがオレの普通だし、疑問に思ったこともない。
けど・・・
葉っぱがある!
大好きなニンジンも!
見た事のない 丸い緑のモノや、
甘い香りのするモノ。
ジェジュンが作ってくれた、ご飯は凄かった。
少しづつ いろんな色のご飯が盛ってあって、キレイで美味しかった。
オレは お腹いっぱい食べた。
パパが食べさせてくれる 野菜スティックも いいけど、
パパのは長さや 太さがバラバラで キレイとは言いづらい。
おいしくて、こんな ご飯が作れる ジェジュンて 凄い人だと見直した。
特にあの…緑の丸いヤツ。
あれ、すっげ おいしかった。
また食べたいなぁ~ 。
お腹も気持ちも満たされて、この家に来て一番幸せな時間を過ごしている。
オレは 顔をあげて ジェジュンにお礼を言った。
通じたかは わからないけど、「美味しいご飯をありがとう」と言った。
「そっか~ 旨かったか~」
ジェジュンは ずっと嬉しそうに笑ってる。
グリグリと頭を撫でられ、抱き上げられて、顔を覗き込まれる。
「じゃ、今度は 俺の番な。」
え? 俺の番?
首を傾げるオレをよそに写真撮影会が始まった・・・。
またもや ジェジュンにされるがままだ。
ホントはイヤだけど、おいしいご飯作ってくれたし・・・
しばらくは 我慢していた。
「あっはぁ~ww ミッキ~ 可愛いぃぃぃ ♪」
そのうち テンションの上がったジェジュンは オレの体を両手でクシャクシャっと撫でた。
『キュぅっ! 』
ビクンと反応するオレの体。
じぇ、ジェジュン、、、ソコ・・・さわ、、るな!
「ん?何か、お前 ピンク?」
あ、あ、あ、あ・・・・・やめっ、、ろ!
こんな所で 大きな人になる訳には いかない。
パパと約束したんだ。
ジェジュンは そんなオレをソファに降ろし、カメラを向けた。
「ミッキ~ お前、毛の色も変わるの? すげーな。」
そう言って、何枚もオレの写真を撮った。
そして、
「ココが弱いのか?あっはww 」 と嬉しそうに笑うと オレのシッポを揉んで来た。
や、やめろっ!
必死に我慢する。
目に映る 自分の体の色が どんどん濃いピンクになっていく。
パパと約束した。
パパと、、、
目には涙が溢れて、
体がブルブルと勝手に震えてくる。
ヤダ、ヤダ、ヤダ!
パパ・・・・パパ・・・・・助けてっ。
パパ!
あぁ!、、、、はぁっ、、、ぁっ、、、、っ・・・・・・・
パパ・・・・
パパ・・・・・ごめん・・・・・・なさい。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「あっはww それは 枝豆っていうヤツだよ」

「枝豆?」

「枝豆、めっちゃ おいしい!」

「あ~ ミッキ~ 超~可愛いぃぃぃ!」

置き土産っす!
仕事してから大阪行きます。
ピンクハートのTシャツに黒のスカート、サンダルで参戦です ^^