「よっ!入れよ」
「あっ、うん」
「ジュンス、ミッキーは?」
「・・・家。」
「連れてくればいいのに。」
「・・・ //// あの・・さ。その・・ことなんだけど・・・/// 」
「ん?あ、もしかして バレた?」
「・・・・ //// 」
勘のいいジェジュンは まだ何も言ってないのに 僕の要件を理解した。
顔を赤くして俯く僕に
「心配すんな。誰にも言わないから。」
「・・・・//// 」
「それよりさ、もしかして お前 ミッキーを叱りつけたりしなかっただろうな」
「っ・・・どして・・?」
ホントにジェジュンには敵わない。
それとも 僕の顔に書いてあるんだろうか。
「あ~ぁ、ミッキー可哀想だな」
「 /// ・・だって!だって・・・・・じぇ、ジェジュンこそっ 何であんなこと・・・」
「そりゃ、いきなり ウサギから人の姿になった時は 驚いたよ。
でもさ、俺より アイツの方が慌ててたww
『 あっ、どうしよっ!ふ、服っ! 』 って、
近くにあった クッションや敷いてあるマットで自分の体を隠そうとしたりさっ。」
その時を思い出したのか、ジェジュンは楽しそうに笑った。
「何か、そんなのを見てたら 笑えてきてさ。
取りあえず 俺の服を着させて、話を聞いたって訳。
不思議だけど 怖いって感じもしなかったし、
真っ赤になって慌てる姿とか可愛かったww
でも、アッチが苦しそうだったから ラクになるように パソコンで動画を見せてやっただけ。
アイツ 何も悪くないから。
帰って仲直りしたら?」
ジェジュンは 優しい笑顔を見せた。
ジェジュンには抵抗感とかないんだろうか。
相手が男で、しかも ウサギなのに・・・
でも、こうやって受け入れてもらえることが嬉しかった。
ジェジュンから聞くミッキーの話は 僕の知ってるミッキーと全然違っていた。
僕の前では 服を着ることも嫌がるし、
そもそも 始めっから 裸で僕の前に堂々といた。
真っ赤になって慌てる姿なんか・・・見た事ない。
それをジェジュンに言うと、
「それは ミッキーにとって、ジュンスが特別な存在ってことだろ?」
「・・・・そりゃ・・・僕は飼い主だから・・・・」
「それだけじゃないと俺は思うけどね~ あっはww」
何か、上手い事 ジェジュンに丸め込められた気がする。
でも僕の中の怒りは いつの間にか消えていた。
それより、家にそのまま残してきたミッキーが気になってきた。
怒鳴りつけたまま、ジェジュンの家に来てしまったから。
ゲージの中で小さくなってた・・・よな。
僕は急に心配になって 帰ろうと席を立つと、
「ジュンス。何かあったら相談しろよ。
今は いいだろうけど 動物はさ、人と流れる時間が違う。
それに ミッキーは普通のウサギじゃないだろ?
お前も、あまりのめり込むなよ。 俺は お前の方が心配だ。」
そんな事を言われて、ゾクッと背筋が震えた。
そんな事・・・考えてもみなかった。
僕が あまにも真剣な顔をしたからか、
「まっ、またミッキーを連れてこいよ。
俺が いろんな技を教えてといてやるからww」
「ジェジュン!」
「あっはっはww」
再び 顔が赤くなった僕は、礼も言わず自分の家に戻った。
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「オレには、パパだけだよぉ。エ~ン。」
