抱き上げたミッキーを床に降ろし、夕食の準備をしようとキッチンへ向かおうとした。
夕食と言っても、昨日作ったカレーを温めるだけだけど。
すると、グイッと後ろに引っ張られ 抱きしめられる。
そこには 人の姿をしたミッキーがいた。
「ぅわっ!お、お、お、お前・・・何でっ!」
「ジュンスぅ~ オレに会いたかったんだろぉ?」
「てか、また裸っ!////」
「だって オレ いつも服着てねーもん」
「だー!離れろよ!」
「え~ 誘ったのは ジュンスなのにぃ?」
「だ、誰が 誘ったよ!」
「だって~ ジュンスがぁ モミモミするからぁ~」
艶を含んだ瞳で そう言われ、
さっき シッポを揉んだことを思い出した。
ヤバイ・・・あれ やっぱ性 感帯だったんだ。
「ねぇ~ ジュンスぅ~」
と甘えた声を出して、腰を擦りつけてくる。
何も衣服を身に着けていないから、男のあの部分が直に当たってる。
「わかった。わかったから、取りあえず服を着て!」
僕は目のやり場に困りながらも 僕の服をミッキーに渡した。
「こんなのいらないのに・・・」 と文句を言うミッキー。
「ほら、ウサギは体が毛に覆われてるから寒くないかもしれないけど、
人の姿になったら、毛がないから寒いだろ?」
「ん?毛なら いっぱい生えてるよ ^^」
と 得意げな顔で バーン!と 脇を見せられた。
「ここにも こんなに ^^ 」
と 指を差したのは 男の大事な部分だった。
一瞬 クラっと眩暈がした。
確かに。
ミッキーの 脇も あの部分も 真っ黒な毛がたくさん生えていた。
毛の薄い僕がうらやむくらい 立派に生えていた。
「あ、あのさ。毛も生えてるけど、全身を覆ってる訳じゃないから風邪ひくの!」
「そうなの?」
「寒くない?」
「ん・・・全く」
「でも、人の姿になった時は 服を着なきゃダメだからな!」
「え~・・・」
「着ないと遊んでやらない」
「・・・わかったよぉ」
服を着た事のないミッキーに、パンツと上下の服を着せた。
キツイだの、暑いだの、気持ち悪いだの、文句を言いながら服を引っ張る。
あまりにも文句が多いから、服を交換してやることにした。
昔 お土産でもらった バカでかいサイズのTシャツに、
ウエストのゴムの伸びきった ハーフパンツ。
結局、下着のパンツは嫌がって履かず
ブカブカのTシャツに のびのびハーフパンツを素肌に身に着けた。
のに、僕はまだ目のやり場に困っていた。
ミッキーの 男の部分が形をなしているのが見て取れたから。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「ほら、いっぱい生えてる ♪」

「パパ、ココが キツイよ 」
