ヨロブン あんにょ~ん ^^
放置しておりました 王子たち。
待って頂いてた方だけ どうぞです (;´▽`A``
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『このまま・・二人で どこか、遠いところに行こうか』
ユチョン王子の言葉を聞いて、ユチョン王子が苦しんでいることを改めて知った。
結婚の話まで出てるんだ。
家族の反対は 凄いのだろう。
ユチョン王子の言葉に 余裕は感じられなかった。
もう、、、僕たちには 時間がないのかもしれない。
それが どういう意味を持つか・・・
二人で 遠いところに・・・
ユチョン王子の手を離したくなくて、その言葉が頭の中を巡る。
いや、それは出来ない。
しちゃダメだって思う。
ユチョン王子のお母さんの顔が浮かぶ。
僕に何度も 『ユチョンと仲良くしてやってね』 と 手を握りながら 優しい笑顔を見せてくれた。
きっと、、今もたくさん心配をかけている。
ごめんなさい。
ユチョン王子の家族のためにも、ユチョン王子自身のためにも、それは避けたい。
家族を失っちゃダメだ。
それに・・・逃げるようにして 二人で過ごす未来に幸せが待っているのだろうか。
今の僕には 自信がなかった。
王子としての今の自分の生活。
自分の足で立っているとは 言えない。
男として、好きな相手を幸せにできるという確固たるものが 今の自分には・・ない。
いくら話をしても、前に進む未来への道は見えなかった。
僕たちが出会ったのは間違いだったのか。
同性というだけで、僕たちは同じ道を歩むのを許されない。
初めて心が通じた日。
初めて温もりを交わした日。
胸がドキドキと高鳴って、 指先が触れるだけで体が熱くなって、
楽しくて、幸せで、心地よい時間。
甘い甘い二人だけの時間。
ユチョン王子と過ごした時間全てが僕の宝物。
その全てが間違いだったと言うのか。
僕は、ユチョン王子にたくさんのものをもらったんだ。
人を好きになる気持ち。
ドキドキして、切なくなって、
想いが通じないと、不安で、悲しくなる。
笑顔を見ると嬉しくなって、その笑顔を守りたくなる。
愛しいとさえ思える感情。
僕は、僕は・・・
ユチョン王子を幸せにしたい。
ユチョン王子の笑顔を守るために、強く大きくなりたい。
他の誰かじゃなく、僕が ユチョン王子を幸せにしたいんだ。
なら、僕はどうすればいいのか。
前に・・・進むしかない。
僕は ユチョン王子との未来だけを頭に描いた。

その夜、ジュノの部屋を訪ねた。
ジュノには ユチョン王子に会う前に、自分の気持ちを伝えていた。
『一緒に生きるということは、相手の人生も背負うこと』 だと言ってくれたジュノ。
反対しているでもなく、僕の言葉をそのまま受け止めてくれた。
「それで?」
「・・・うん、、、」
「いいんじゃない?」
「え?」
「自分の思うようにしてみれば。
お前さ・・少し大人になったよ。
自分だけの気持ちで突っ走るなら、俺は 止めたかもしれない。
けど、そうじゃないみたいだし・・・
行けるとこまで やってみろよ。」
何も言ってないのに、僕のことを理解してくれる・・・
なぁ、ジュノ。
それが どれだけ 僕に勇気を、チカラを与えてくれるか わかるか?
ジュノ・・・お前と 双子で生まれて来てよかった。
生まれてから ずっと一緒に同じ道を歩いて来た僕たち。
これから、別々の道を歩んで行くんだろう。
けど、僕たちは きっと変わらない。
どこにいても、どれだけ時間が流れても、
僕のことを一番 わかってくれる ジュノ。
もう一人の僕。
僕の分身。
胸が熱くなって、「ありがとう・・」 と言うのが精一杯だった。

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すぐそばにある温もりを手放したくない ユチョン王子と。
未来を見据えた幸せを手に入れたい ジュンス王子。
現在か、未来か。
これから 幸せを掴むために、二人とも大人になります ^^
てか、ジュノ君て 懐がデカそうよね。 (アソコモ デカインカナ…ジュンス トイッショ?ww)
いい兄弟(涙)
いつも この双子のやり取りに 心が温かくなる。