ジュンス王子と ユチョン王子.15 | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




『堕ちろ。早く オレに堕ちろ。』

ジュンス王子を見つめながら 何度も心の中でつぶやく。

『オレを好きだと言え。』

呪文を唱えるように 何度も心の中でつぶやく。
観念しろよ。
お前の顔は オレのことを好きだと言ってるだろ?


ジュンス王子の顔を覗き込んで 聞いてやる。

「ジュンス王子、どしてオレに会いたかったの?」





ジュンス王子は 耳まで赤くさせて やっと 言葉を吐き出した。




「ユチョン王子・・・僕・・・・・・・怖いよ。」





てっきり 『 好き 』 という言葉が出てくるものだと思った。
真っ赤な顔をして 声を震わせながら 「怖い」 と言ったジュンス王子。

『 キュンっ!!!!! 』 心をわしづかみにされた。


胸が痛い。
ジュンス王子への想いが堰を切ったようにあふれてくる。

愛しくて、可愛くて、たまらない。




今まで 付き合ってきた女たち。
オレが堕ちろと 心でつぶやいた瞬間に 堕ちた。
そして、相手のとろけたような顔を見ると 征服感で満たされた。
恋の駆け引きに勝った その瞬間がピーク。
だから、今まで長続きしなかった。



だけど今、オレの目の前にいるジュンス王子。
今までのオレのスタイルが足元から崩れるような気がした。



愛しい。
抱きしめたい。
守りたい。
欲しい。
全部、ジュンス王子の全部が欲しい。



恋の駆け引きなんか関係ない。
ジュンス王子が 男でも関係ない。
オレたちの 王子としての立場も関係ない。


オレの全部をやるから ジュンス王子の全部が欲しい。





「ジュンス王子、オレは ジュンス王子のことが好きだ。」




自分からする 初めての告白だった。






「え?」

ジュンス王子が目を丸くさせて オレを見る。
黒目がちの その瞳にオレが映る。



オレの心臓もドキドキ大きな音をさせていた。
気がついたら  『 ジュンス王子が好きだ 』 と口が動いていた。

一度 堰を切った想いは止まることを知らず 先を求めてしまう。


「ユチョン王子・・・なんて言ったの?」 



ジュンス王子の瞳は うるうると 薄い膜を張っていく。
オレの手を ギューっと掴み オレの心を覗き込むように 視線を合わす。





ジーっと 見つめあったまま 息ができない。




「ジュンス王子・・・ゴメン。」


その 真っ直ぐすぎる 視線に耐えられなくなったのは オレの方だった。
さっきの 『怖い』 と言ったジュンス王子の言葉がよぎる。
さっきは興奮して その意味を深く考えなかったが、やっぱ怖いよな。
男に好きだと言われても・・・
ジュンス王子の言葉を聞くのが 急に怖くなった。


「変なこと 言ってゴメン。」




オレは ジュンス王子の視線から逃れるように 前を向いた。





余裕なんてどこにもなかった。





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あれぇ?
この話って こんなにシリアスだっけ?(笑)
お笑い ユチョンはどこさ行っただww