ユス Lullaby ~story~ | チョンサXIA ブログ

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JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。



ユス Lullaby ~song~ つづき。

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ロスのホテルで過ごす夜。


 表示 『 ユチョン 』

「はい。」
「・・・」
「ユチョナ?なに?」
「・・・ジュンス・・・・そっち行っていい?」
「うん。いいけど。」
「じゃ、今から行くから。」


時計は深夜 1時を過ぎたあたり。
そろそろ ベットへ入ろうかと思っていたところに ユチョンからの電話。

声の様子が少しおかしかったな。
何か あった?

僕は いつも寝るときは 服を着ない。
手近にあった Tシャツと短パンを身につけ 玄関へ向かった。

『コンコン』
ドアを開けると 俯き今にも 泣きそうな表情のユチョンが立っていた。

「どしたの?ユチョナ?」
「ん・・・・」

ドアを閉めると ユチョンに抱きつかれた。

ユチョンは たまに 不安定になることがある。
それは ユチョンの生い立ちがそうさせるのか、ユチョン本来の性格なのか・・・。

「ジュンス・・・」
「ん。おいでユチョナ 一緒に寝よう。」

僕はユチョンの手を引き、ベットに座らせた。

「ユチョナ 何か飲む?」
「ううん。」 首を横に振る。
「そ?じゃ 明かり消していい?」
「うん。」

僕は ベットサイドの明かりだけつけて 部屋の電気を消し、
ゆっくり ユチョンの隣に腰かけた。

「それで どしたの?」
「・・・・ん・・・・ちょっと父さんのこと思い出した・・・・・・」
「・・・そっか・・・・」

こんな時のユチョンに僕ができることは 一緒にいること。
どんな言葉も ユチョンには届かない気がした。

だから ユチョンを抱きしめる。

宝物みたいに  そっとユチョンの体を抱きしめる。
小さな子供みたいに 優しくユチョンの体を包み込む。

そして 心の中で つぶやくんだ 。

 『 僕はずっと 一緒にいるよ。
  決して ユチョンを一人にはしないよ。』

僕たちは 言葉が全てじゃない。
同じ時を、同じ空間にいるだけで 伝わるものがある。
互いの温もりから 伝わるものがある。
それを 僕たちは 知っている。

「ユチョナ 寝よっか。」
「ん。」

僕は ユチョンに腕枕をして 抱き寄せた。
そっと ユチョンの おでこに キスをする。

いつもは 大人の顔を見せるのに 今は 小さな子供のユチョン。

どんな君も好きだよ。

そして 僕は歌う。
ユチョンへの 子守唄。

ユチョンが 安心して眠れるように。
悲しみを忘れて 幸せな夢をみれるように。

『 チャルジャ~ 僕のユチョン。
  そっと抱いてあげる feel my arms so おやすみ 僕の夢を見て・・・』