来月中旬から済州大学通訳翻訳大学院の新入生募集が始まるということで、大学院の紹介をしています。

念のため募集期間についてもう一度載せておくと…

 

募集期間は…

* 受付(オンライン):2024年11月11日(月)~11月27日(水)

* 書類提出:2024年11月11日(月)~12月2日(月)

* 筆記・面接試験:2024年12月20日(金)

 

となっております。

 

詳しくは大学院の公式ブログをご参照ください。

 

また、来週11月1日(金)には済州大学通訳翻訳大学院の入学説明会が行われます。

 

日時と場所は…

・日時:2024年11月1日(金) 14:00~16:00

・場所:済州大学 通訳翻訳大学院3階 通訳室

 

また、入学説明会にはZOOMを通してオンラインでも参加できます。

ZOOM URL

https://us02web.zoom.us/j/82130432356?pwd=g3Wc08ESKZhygSNEq1heUDuVGKbNP8.1

(Meeting ID: 821 3043 2356 / Passcode: 1101)

 

説明会が終わった後、録画も下のURLで公開されることになっています。

한일과 카페

https://cafe.naver.com/jejugsi

 

こちらも詳しくは大学院の公式ブログをご参照ください。

 

 

さて、大学院でどんな勉強をするかということですが、ざっくり通訳・翻訳に関する基本的なスキルを身に着けるための課程だと言っていいかと思います(当たり前かもしれませんが)。

まず、通訳に関しては「逐次通訳」「同時通訳」の2つが柱です。

「逐次通訳」というのは発表者の横でメモを取りながら、随時通訳する方法(野球のヒーローインタビューがそうですね)。

「同時通訳」というのは通訳ブースに入って発表者の話を同時に通訳する方法です。

2年間みっちり、そういった通訳をするための練習法やノウハウを学びます。

テキストは基本的に新聞記事やテレビニュースといった時事的なものが中心です。

授業は韓国語→日本語、日本語→韓国語の両方あります。

 

次に翻訳に関してですが、これはもう少し多様なテキストを扱います。

授業担当者によって少しずつ違うとは思いますが、時事問題だけでなく観光地のパンフレット、事業説明のパワポ資料、ビジネスレター、映像翻訳、漫画の翻訳などなど。

通訳に比べて授業数は少ないですが、4学期の間途切れることなく受けさせられる(?)ので、基礎的なノウハウを身に着けるのに問題はないと思います。

僕自身も現在、大学院で学んだことをベースにして翻訳の仕事をやっていますし。

 

ここまでまとめると、済州大学通訳翻訳大学院では「逐次通訳」「同時通訳」「翻訳」を韓日・日韓の両方向で学べるということです。

 

もうちょっと具体的に見ていきます。

 

まず「逐次通訳」について。

1年生の時はノートテイキング(メモのこと)の方法を中心に基礎的な練習をします。

テキストは時事的なものが中心です。

2年生になると、学生が自由に発表をしてそれを他の学生が通訳するという、より実践的な練習が入ってきます。

時事的なテキストを用いる授業でも、通訳する量を多くしたり、テキストの速度を速くするなど、難易度が高くなります。

 

次に「同時通訳」について。

1年生の時は通訳ブースに入らず、「サイト・トランスレーション(サイトラ、ST)」の練習を徹底的にやります。

これは記事を目で追いながら他の言語に通訳ていく練習法です。

例えば韓国語の記事を読みながら、口からそれを日本語で話していきます。

同時通訳をするための基礎を固めるトレーニングと言っていいでしょう。

 

2年生になると、いよいよブースに入っての練習が始まります。

ブースの中で録音や教師の声を聞きながら、それを通訳して録音するというのが基本的なやり方です。

その後で録音したファイルを聞きながら、教師・学生が一緒に評価していきます。

テキストは時事的なものや挨拶文(セレモニーでの来賓の挨拶みたいなやつ)が中心となります。

また、韓英科と合同で「リレー通訳」の練習をする授業もあります。

リレー通訳というのは、英→韓→日とか日→韓→英みたいに、多言語で順々に通訳する方式です(国際イベントでよくやります)。

 

「翻訳」については、上に書いたように多様なテキストを毎週1つずつ翻訳していくのが基本パターンです。

また、僕の時は翻訳版が複数あるテキスト(村上春樹の小説とか)を用いた、翻訳テキストの比較みたいなことをする授業もありました(内容は毎年少しずつ変わるので、今はやってるのかわかりませんが)。

2年生になると、翻訳ツールの使い方や映像翻訳の練習なども入ってきます。

先ほども言いましたが内容はけっこう多様です。

 

ということで、済州大学通訳翻訳大学院で勉強する内容はざっくりこんな感じです。

あくまでざっくりですし、教師によっても年度によっても内容は変わってきますのであくまで参考ですが、まあ大体こんなところだと思います。

 

次回は大学院2年間の日程と卒業試験・卒業論文について説明します。

 

 

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