済州島は車社会です。

島内の公共交通機関がバスとタクシーしかなく不便なので、通勤や買い物に自家用車は欠かせません。

 

そのため、僕もほぼ毎日一回は車を運転しています。

済州大学への通勤も車、大型スーパーへ買い物に行く時も車、ちょっと海を見に行く時も車です。

 

車の運転中は退屈なので、よくラジオを聴きます。

ラジオでは毎日同じCMが流れるので、嫌でも覚えてしまうことになります。

 

CMもいろいろありますが、公共広告もしばしば流れます。

で、最近気になっているのが済州特別自治道が流している公共広告。

 

ラップ風の曲調に乗せて、何やら同じことをずっと叫んでいるのですが、いまいち聞き取れない。

聞き取れないのですが、その音楽が妙に頭から離れず、ずっともやもやしていた。

そんな広告なんですが、なんとなくYouTubeを検索してみたら、歌詞付きで出ていました。

 

↓この公共広告です

 

動画のタイトルは「존중・이해・배려로 안전한 제주만들기! 안전제주 빠빠빠」となっています。

日本語にすると「尊重・理解・配慮で安全な済州を作ろう! 安全済州パッパッパ」といったところでしょうか。

 

見てみると思ったより長い歌でした、

僕が気になっていたのはサビ(?)の部分。

「JEJU 안전 제주 Get Set Ready Go!(JEJU 安全済州 Get Set Ready Go!)」という掛け声の次の部分です。

 

小学校高学年か中学生ぐらいの女の子たちがぴょんぴょん飛びながら叫んでいるのはこんな文句でした。

 

불법주정차 NO! everybody(違法駐停車NO! everybody)

방향지시등! 내 갈길 알려알려(方向指示器! 自分の行く方向を知らせて知らせて)

구급차는 중증환자에게 양보!(救急車は重症患者へ譲る!)

안전한 제주 만들기(安全な済州を作ろう)

 

なるほど、こんな歌詞だったのか。

公共広告らしい内容ですが、済州島の問題点を端的に指摘していてなかなか面白いですね。

 

「違法駐停車」の問題は深刻で、取り締まりのない区間の道路(特にメインの道路から少し奥まった道)は、ほぼ駐車場状態になっていることがよくあります(ひどい場合は車同士のすれ違いができない)。

韓国では車庫証明がなくても車を買えるので、「駐車場のない車」が氾濫しているのが原因です。

最近は多少厳しくなって、自動車購入時に車庫証明が必要な場合もあるようですが、既存の自動車は駐車場のないまま放任されています。

 

「方向指示器」の問題もけっこうひどいです。

韓国のドライバーは日本のドライバーに比べて方向指示器をあまり出さない傾向にあるのは、たぶん間違いないと思います。

そして、その韓国の中でも済州島のドライバーは特に方向指示器を出さない(笑)。

これも場合によってはかなり危ないので、確かに改善が必要です。

 

「救急車」の問題は日本も同じですね。

高齢化社会ということで、ちょっとした体調不良でも救急車を呼ぶ人が多いようですが、そのせいで本当に必要な人に救急車を適時送れないという問題が発生しているようです。

 

それにしてもこの動画、非常に安っぽい感じがローカルでいい味出してますね。

 

 

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