先月から梅雨入りした済州島。

このところぐずついた天気が続いています。

 

そんな中、「ハルラ日報」に7月3日付でこんな記事が出ていました。

 

↓こんな記事

 

記事のタイトルは「気象庁の的外れな『雨予報』に済州観光業界『半泣き』」

翻訳したらなかなか面白いタイトルになりましたが、内容のほうも少し見ていきます(以下太字は記事の翻訳)。

 

 

 停滞前線の影響で先月から梅雨入りし、済州の観光業界から気象庁が天気予報を変更することに対して不満が上がっている。気象庁は短期予報だけでなく、観光客の予約に直接関連する中期予報も頻繁に変更する上、(その予報が)実際に感じる天気とかけ離れていることがあるためだ。
 梅雨入りした6月中旬以降、済州地域の天気予報には傘マークが頻繁に登場している。次の週末までの中期予報でも、12~13日に済州地方では雨が降る予報となっている。

 しかし、実際の天気は予想降水量や雨の強さなどにおいて、予報と大きく異なっている。6月20日以降、済州北部の場合、先月20日に92.9㎜、27日に74.3㎜の降水量を記録したが、21日は0.0㎜、24日・25日・26日は降水が記録されず、28日の降水量は0.7㎜、休日だった30日は5.4㎜の降水量にとどまった。7月1日の場合、午前から雨が降り始めるという予報が変更され続け、結局雨が降ったのは午後4時過ぎで、日降水量は0.0㎜と記録された。

 これを受けて済州の観光業界関係者からは、気圧の変化が大きい時期こそ気象庁の予報は正確でなければならないのに、誤報の頻発や予報の頻繁な変更により、観光収入に大きな影響が出ていると不満の声が上がっている。

(中略)

 中期予報・短期予報ともに、雨天を表す傘マークは日降水量5㎜程度でも表示されるため、「降水」の意味範囲が広すぎるという指摘も出ている。
 傘マークが出ていれば一日中雨が降ると思う人が多いため、観光や野外活動のキャンセルにつながるというのである。

(中略)

 これを受けて済州気象庁関係者は「梅雨期間もそうだが、済州はもともと地域別に天気が多様であり、一つのマークで表すのが難しい。済州地域の観光業界から受けた指摘については大部分共感しており、予報の信頼性を高められるよう改善案を模索していきたい」と語った。

 

 

まあ、気象庁の人からすれば「そんなこと言われても」という感じかもしれませんが、済州島の天気予報がしょっちゅう外れるのは事実です。

そして、一日のうちに何度も大きな変更がある(例えば、雨の予報が急に晴れの予報になる)こともわりと頻繁にあります。

観光業界だけでなく、済州島の一住民として考えても、まあわりと困った問題です。

 

この天気予報が当たらないという済州島の特徴(?)は、前に書いたようにドラマ『サムダルリへようこそ』でも揶揄されています(ドラマでは気象庁の発表する予報はことごとくハズれ、主人公の個人的な予報が全部当たる)。

 

↓前に書いた記事

 

でも、ここまでいじられても改善できないということは、済州気象庁の責任というよりは、現代の天気予報の技術的な限界なのかもしれないなと思います。

四方を海に囲まれていること、中央に大きな山があること、地域によって高低差がかなりあることなど、たぶん天気予報に不利な地理的条件が重なっているせいなのでしょう。

 

ということで、済州島では天気予報は当てになりません。

まあ最初から疑ってかかってるので、ハズれてもそれほど気になりませんが(笑)。

 

※次は水曜日に更新します

 

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