このブログでも何度か書きましたが、僕は主にフリーランスで韓国語→日本語の翻訳をやって生計を立てています。

なので、所得税の申告というのを毎年しなければなりません。

 

韓国では自営業者・フリーランサーは5月に一括で所得税申告を行うことになっています。

今日はその流れを備忘も兼ねて書いておこうと思います。

 

ただ、もう2か月近く前のことなので、ややうろ覚えです。

微妙な記憶違いは多少あると思いますが、ご容赦ください。

 

申告をしなければならない税金の正式名称「総合所得税(종합소득세)」です。

申告期間毎年5月1日~31日

申告方法はいろいろあるようですが、現在スタンダードなのはオンラインでの申告のようです。

 

まず、国税庁の税申告プラットフォーム「Home tax(홈택스)」に入ります。

「Home tax」はスマホのアプリもありますが、僕はアプリのほうはうまくできなかったので、パソコン版のHPで申告をしました。

 

↓「Home tax」のホームページ

 
ここに自分の情報(外国人登録証、電話番号、住所など)をあらかじめ登録します。
そうすると、国税庁にある自分の所得情報にアクセスできるようになります。
 
以下、申告の手順を書いてみます。
 
①申告期間中に「Home tax」のホームページに入ると、こんな画面が出るはずです。
3択のうち一番左にある「総合所得税申告(존합소득세 신고)」をクリックすると、申告用の画面に飛ぶことができます。

 

 

②下のような通常のホーム画面では、丸をつけた位置に「総合所得税(종합소득세)」のアイコンがあります。

 

 

③その次にこんな画面が出るはずです。

丸をつけたところが「総合所得税申告」ボタンです。

ここをクリックしても、申告用の画面に飛べます。

要するに、①の画面で「総合所得税申告」をクリックしても、この画面のボタンをクリックしても、結局は同じ画面に行きつきます。

 

 

④いよいよ「総合所得税申告(종합소득세 신고)」の画面です。

この画面に飛ぶと、下のような小ウィンドウが開きます。

小さくて見えにくいと思いますが青い文字で上に「단순경비율 신고 대상으로 안내받았습니다(あなたは単純経費率申告対象となっています)」と書いてあり、同じく青文字で下の方に「단순경비율 신고 화면으로 이동하시겠습니까?(単純経費率申告画面に移動しますか?)」という質問があります。

「単純経費率」というのが何かはよくわかりませんが、僕らのようにフリーランスで働いていてすでに所得税(所得の3.3%)を払っている人はその対象になるようです。

なので、ここで「예(신고하기)」(「はい(申告する)」を選べば申告内容の登録画面に飛べます

 

 

ただここで重要なのが「아니오(신고도움 열람하기)」(「いいえ(申告サポート閲覧)」)のボタンです。

このボタンを押すと自分の所得情報を確認することができます。

 

⑤このような画面が出るので、ここで総合所得税申告の対象となっている自分の所得を確認します。

この数値は申告内容の登録で必要になります。

 

 

⑥ここからいよいよ申告内容の登録に入ります。

下の画面は④で「はい(申告する)」のボタンを押せば出てきます。

画面の内容に沿って、個人情報を登録していきます。

 

 

⑦途中、所得の種類を選ぶ項目があります。

ここでは「勤労所得(근로소득)」を選びます。

 

 

この後、所得総額や既に納付した税額などを入力するページが出てきます。

そこで、先ほど確認した所得総額などの数値を入力していきます。

所得総額は僕が入力する前にすでに仮入力されていましたが、なぜかそれが実際の所得総額と違っていたので、僕が入力をし直す形になりました。

また、既に納付した税額は仮入力されていないので、自分で必ず入力しなければなりません(ここを入力しないと、余計な税金を払わされてしまいます)。

 

⑧一連の情報を入力すると、下のように還付される税金の額が表示されます。

僕の場合は「268622ウォン(約3万1000円)」でした(収入がバレそうですが)。

この金額が正しいことを確認して、下の「申告書提出(신고서 제출하기)」ボタンをクリックすれば申告は完了です。

 

 

⑨申告が完了すると、下のような画面が出てきます。

丸に囲った部分が申告書の内容で、期間内(5月31日まで)ならいつでも確認できますし、修正やキャンセルも可能です

 

 

⑩ここまでが「総合所得税申告」の流れですが、まだもう一つしなければならないことがあります。

それは「個人地方所得税(개인지방소득세)」の申告です。

「総合所得税」の申告が終わったら、下のようなポップアップが勝手に出てくるので、その中の青いボタンを押すと申告画面に飛べます。

 

 

⑪このような画面が出るので、住民番号(外国人登録証番号)を入力します。

 

 

⑫すると下のような個人情報入力画面が出てきますが、必須項目はすでに入力されている状態なので、間違いがないか確認するだけでOKです。

左の丸でかこった1~4までの項目を順々に確認していきます。

 

 

⑬すべて確認すると、還付される税金の額が出てきます。

こちらは「26860ウォン(約3100円)」となっていますが、どうも「個人地方所得税」というのは「総合所得税」の十分の一の金額のようです。

 

 

税金の還付は6月末に行われます。

「総合所得税」のほうは6月26日に申告内容通り268620ウォンの還付を受けました。

けっこううれしい金額ですよね。

ただ7月1日現在「個人地方所得税」のほうはまだ返ってきていません。

 

ということで、今日は韓国での「総合所得税」「個人地方所得税」の申告方法をご紹介しました。

フリーランスでお仕事をしている人は参考にしてみてください。

…というか、ほぼ来年の僕の申告のために書いたようなものですが(笑)。

 

ちなみに、僕はフリーランスの翻訳以外に済州大学での講義や済州大学を通じて入ってくる通訳・翻訳の仕事もしていますが、こちらの申告は1月に別途行わなければなりません。

これについては、来年の申告時にまた書きたいと思います。

 

※次は水曜日に更新します

 

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