台風11号が済州島に接近しています。
今夜から明日未明にかけてがピークとなるようですが、すでに風も雨もかなり強くなっています。
大学の授業も今日と明日はオンラインで行われることになりました。
ということで、この2日間はほぼ部屋で過ごすことになりそうです。
今朝になって、安全当局から下のようなメールが立て続けに届いています。
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参考までに下の2つのメールを翻訳してみます。
[行政安全部]今日8時、台風警報が発令されます。海岸地帯への接近を禁止します。船舶は退避してください。農水産物保護行為を控え、被害のないよう注意してください。
[済州道]今日午前8時、台風警報が発令されます。施設物を保護し、河川・海岸などの危険地域は立入禁止とします。事故が発生しないよう注意してください。
メールはさらに続々と……
ということで準備は万全です。
まあ、全て取り越し苦労で済めば一番いいのですが。
韓国では2003年に大型の台風14号が直撃し、大きな被害が出たそうです。
今回の台風はそれ以上の大型台風ということで、ニュースでも大きく報道されています。
ちなみに2003年の台風は韓国では「メミ(매미)」という名前で知られています。
「メミ」というのは韓国語で“セミ”のことです。
随分ダイナミックなセミもあったものです。
日本ではあまり話題になりませんが、台風にはそれぞれアジア名がついてます。
台風委員会に所属する14カ国が持ち回りで名前をつけているそうです。
今回の台風11号の名前は「ヒンナムノー」で、ラオスの地名のようです。
ちなみに今年の台風7号の名前は「ムーラン」でした。
これは中国の伝説「花木蘭(フアムーラン)」に由来したもの。
実はキョンアさんの中国での通名は「木蘭(ムーラン)」です(「キョンア」に漢字がないため、自分で勝手につけたもの)。
台風の名前が「ムーラン」だということは、中国の友人がキョンアさんにメールでわざわざ教えてくれました。
その友人は冗談で「次の台風の名前は“下花(シアフア)”になるんじゃないか」と言っていましたがもちろんそんなことはなく、台風8号は「メアリー」という名前になっていました。
これは西洋の女性の名前ではなく、朝鮮語(韓国語)の「メアリ(메아리)」です。
北朝鮮が提案した名前で、意味は“やまびこ”です。
そして、その次の次の台風10号は日本語の名前で「トカゲ」だったようです。
わりとカオスですね。
台風委員会の基準が分かりません。
何はともあれ今回の台風が大きな被害なく通過してくれることを願うばかりです。



