※ 以下の文章には一部妄想が含まれています
 
済州大学には、多くの大学がそうであるように正門と後門がある。
僕たちの住んでいる「学生生活館」は後門のすぐ近く。
 
なので、車で出入りする時はたいてい後門を通る。
最寄りのコンビニやレストランもすべて後門から出たところにある。
 
つまり、後門は僕たちの生活圏のわりと重要な一部となっている。
 
その後門を出てすぐの何気ないいつもの景色。
コンビニや飲食店がポツポツと立ち並んでいる。

 
……ん?
この写真の男…どこかで…?
 
ま…間違いない。
キューバ革命の英雄…チェ・ゲバラその人だ!
 
写真はゲバラが若い頃の写真らしい。
葉巻をくわえて微笑むこのクールな表情がにくらしい。
写真の下には「seamos realistas hagamos lo imposible(現実的になり、不可能なことを求めるのだ!)」という彼の名言が書かれている。
 
うん、カッコいい。
カッコいいのはわかる…けれども……
 
……なぜここに!?
 
僕の知る限り、この建物は下から地下1階にカラオケ、1階に中国料理店(マーラータンの専門店)、2階にあか抜けない感じのバーが入っている。
そう、ゲバラ的要素は何もないのである。
 
それにも関わらず……このどデカさはどうだ!
 
デカい……あまりにデカいぞ……。
一体どういうことなのだ…?
 
いや、待てよ。
1階に中国料理店が入っているぞ。
中国と言えばいわずとしれた共産国家だ!
共産主義に強い影響を受けたといわれるゲバラとの共通項がある。
 
辛いマーラータンを食べた後は、2階のバーで景気づけに酒を飲み、最後に地下のカラオケで革命歌を歌っているに違いない。
3階から5階は見たところ賃貸住宅となっている。
そうか…ここが奴らの基地なのだ!
 
考えてみれば、済州島という場所も歴史的に社会主義と大きなつながりのある場所。
そんな環境で生まれた一部の青年たちが済州大学の後門で革命を夢見ていても全くおかしくはない。
いや、むしろここに彼らの秘密基地がないほうがおかしい!
 
そうなのだ。
未来のビッグブラザーはこの秘密基地で着実に育っているのだ。
ああ、なんと恐ろしいことだろう!
 
…………
 
すみません。
 
ゲバラの写真がどう考えても大きすぎたので、取り乱してしまいました。
 
温暖化による厳しい残暑も僕の思考回路に多少影響しているかもしれません。
 
こんなところ、ビッグブラザーに見られたら困るなぁ(まだ言ってる……)
 
※ 次は水曜日に更新します
 
↓「いいね!」と思ったらポチッとお願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ 韓国情報へ
にほんブログ村


韓国(海外生活・情報)ランキング