9月1日(来週の水曜日)から2学期の授業が始まります。
それに合わせて、済州大学の学生新聞「済州大新聞(제주대신문)」が久々に発行されていました。
ということで、今日は「済州大新聞」から記事を一つご紹介します。
新聞の2面に載っていた小さな記事。
タイトルは「교내 전동킼보드 시설 모용지물(校内の電動キックボードは不必要)」。
↓この記事です。
↓これが「電動キックボード」。最近、韓国各地で普及しているが、安全面が問題になっている。
前提知識として、韓国では最近「シェア電動キックボード」が流行しています。
「シェア電動キックボード」の運営会社はいくつかあるんですが、いずれもその会社のアプリをスマホにダウンロードすれば使用できる仕組みのようです。
記事の「電動キックボード」もそういう「シェア電動キックボード」を指しており、個人所有の電動キックボードではありません。
以下、記事の内容を翻訳してみます。
「学内の電動キックボードは不必要」
学内の「電動キックボード」利用者が増えるなか、安全面の問題が相次いで提起されている。5月13日から、電動キックボードに関する道路共通安全法が施行されたにも関わらず、学内ではヘルメットをかぶっていなかったり2人以上で電動キックボードに乗っている運転者を見かける。(中略)
改正された道路交通安全法の「電動キックボード」の主要項目を見ると、「第2種原動機装置免許」(日本の「原チャリ免許」のようなもの)を所有せずに運転した場合、罰金10万ウォン(約9500円)。ヘルメットを着用せず運転した場合、罰金2万ウォン(約1900円)、乗車定員超過(2人以上の搭乗)をした場合、罰金4万円(約3800円)を課すなどの内容が追加されている。
また、不法駐車されたキックボードも問題だ。学内では、一部の電動キックボードが車両駐車スペースや駐車場入り口、建物の前に停められ、多くの人が不満を訴えた。
これを受けて済州大学は、電動キックボードを駐車できる空間を学生生活館(学生寮)6号館前、中央図書館前などに設置した。しかし、電動キックボード駐車空間が設置されたにも関わらず、一部の学生は楽をするために電動キックボードの不法駐車を続けており、他の人の迷惑となっている。
(中略)
(在学生のAさんは)「学生たちの意識改善が必要だ」と訴えた。
一部省略しましたが、ザッとこんな内容です。
↓大学内に駐車された電動キックボード。青い線が駐車スペース。
実は先学期、ある授業で僕もこれとほとんど同じ内容の発表をしたことがあります。
あんまり同じ内容なので、盗作かと疑ったほどです(そんなわけない)。
この「電動キックボード」、本当に大学内外であちこち好き勝手に停められてるんです。
歩道の真ん中や駐車場の入り口など、目に余るときには僕とキョンアさんで脇に移動させたりもしています(結構重いんです)。
実際に迷惑をこうむることも多いし、そうでなくても目に入るだけで嫌な気分になります。
これはもうマナーの問題。
同じ済州大生・済州島住民として恥ずかしいかぎり。
ということで、僕も「電動キックボード」は禁止すべきだという意見です。
僕の場合は学校内だけでなく、外の一般道に関しても一律禁止したほうがいいと思っていますが。
今のところ、キャンパス内での「電動キックボード」による大事故は報告されていないようですが、ケガ人が出ないうちに早く手を打ってほしいものです。
※ 次は月曜日に更新します。
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