明日はソルラル(설날;旧正月)ということで、急きょ蘆花島に来ています。

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蘆花島(ノファド/노화도)というのは、全羅南道の最南部にある小さな島、キョンアさんの実家がある場所です。
韓国ではコロナ対策のため、政府がソルラルの帰省を自制するよう呼びかけています。
韓国ではコロナ対策のため、政府がソルラルの帰省を自制するよう呼びかけています。
そんななか、僕たちがリスクを冒して実家に来たのは義母のSOSを受けてのこと。
前回、秋夕(チュソク)に帰省した時の記事で、茶禮(チャレ/차례)の習慣を紹介しました。
簡単に言うと、ご先祖様のためにご馳走を捧げて供養する風習ですね。
↓秋夕の茶禮に関する記事
で、ソルラルにも同じように茶禮を行うのですが、義母の持病である腰痛が悪化。
茶禮に必要な大量の料理を1人では作ることができないということで、急遽キョンアさんに招集がかかったというわけです。
まあ、実は今回の帰省の実現にはそれだけではなく、他の要因もありました。
それでコロナリスクもある程度回避できると判断したのですが、その話はまた次の機会に。
今日は茶禮用に準備した料理の写真を載せておきます。
まあ、ほとんど前回の茶禮と似たような感じですね。
焼き魚に揚げ物、ナムル類に果物とお餅、汁物にご飯という構成。
飲み物は焼酎(ソジュ)とシッケです。
ただ、前回と違うのはご飯と箸・スプーンの数。
秋夕の時はキョンアさんから見て祖父母と曾祖父母までの4人に供えたので4セットでした。
今回はそこに3セット加えて7セット。
気になったので義母に聞いてみたところ、ソルラルはさらに一つ上の世代にあたる高祖父母まで供えるのだということ。
私:ん? お義母さん、それなら6セットじゃないの?
義母:いや、高祖父にはお妾さんがいたから、その人も一緒に供養するのよ。
ははぁ、なるほど。
それで7セットなのね。
お妾さんがいることは、その時代にはそれほど珍しいことではなかったみたいです。
そんなこんなで茶禮のバタバタも終了。
明日はソルラルということでのんびり寝正月になりそうです。
※ 次は土曜日に更新します。
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