2025年5月19日、「カクシバウィオルム(각시바위오름)」に登ってきました。

カクシバウィオルムというのは西帰浦市好近洞にあるオルム(小火山)です。

今日はその探訪記(大げさですが)です。

 
↑カクシバウィオルム遠景。
名前は頂上に「カクシバウィ」という大きな岩があることから。
「カクシ(각시)」というのは「妻」とか「若い既婚女性」のこと。
「バウィ(바위)」というのは「岩」のことです。
この辺りに嫁いできた若い女性がこの岩から身を投げたという昔話から、この名前がついたそうです(怖い話ですね)。
 

↑入口はあまり整備されてませんでした。
看板にはハングルで「ハクスバウィ(カクシバウィ)」と書いてあります。
オルムはこんな感じでいくつか名前があるパターンがよくあります。
時代によって呼び方が変わったせいだと思われます。
ちなみに「ハクス(학수)」というのは漢字で「鶴首」ということですが、これだとさっきの伝説とは関係なさそうですね。
どっちの名前が先なのか微妙に気になります。
 

↑序盤はなだらかな登り道。
きちんとした石畳ではなく砂利やブロックを埋めてあるだけで、ややボコボコしています。
歩きにくいというほどではありませんが。
 

↑坂がきつくなった辺りで登場するロープ。
実はこれゴム製のチューブでこしらえたもの。
手作りの味はありますが、腐食がちょっと心配です。
 

↑中間地点あたりでフェンスが崩れた場所がありますが、こっちに行ってはいけません。
この写真の左側にある階段を登りましょう。
 

↑後半に入って現れた階段。
不揃いの丸太で作った粗い出来ですが、階段の役目は果たしています。
なんか手作り感満載の登山道ですね。
 

↑終盤にようやく登場したまともな階段。
下のほうは整備する予算が足りなかったのかなぁ。
 
↑少し登ると大きな岩が見えてきます。
これが「カクシバウィ」だ!
 
↑この山の白眉、カクシバウィから見る風景。
北は漢拏山(ハルラサン)、南は西帰浦市内と海を一望できます。
この日は曇りでしたが、それでも絶景でした。
写真でキョンアさんが座ってるところは危なそうに見えますが、実際は下に足場があって安全です(笑)。
 
↑南側の風景。
手前からミカン畑、西帰浦市街地、海が見えます。
この日は空気が悪く、海がはっきり見えませんでした(残念)。
 
カクシバウィの脇に謎のハシゴを発見。
このハシゴは年配者や小さい子供にはやや危ないかも。
 
↑いくつかハシゴを上り下りしたところでこんな洞窟を発見。
 
↑中をのぞくと、金色の仏像(?)が鎮座していました。
こういうものがあるとは知らずに登ってきたので、なぜか感動してしまいました(笑)。
 
ここまで見たら、あとは同じ道を戻って下山。
はっきり確認はしてませんが、他の道はなさそうでした。
ちなみに頂上までは30分弱で到着できます。
 
それでは、最後に「カクシバウィオルム」の基本情報と評価を書いておきます。
 
<基本情報>
・住所:제주 서귀포시 호근동 2124
・標高:395m
・頂上までの所要時間:20~25分
・駐車場:なし(入口付近のお寺の駐車場に停めさせてもらうか、その近くに停めるしかない)
・トイレ:なし
 
<評価(5点満点)>
・景色    ★★★★
・歩きやすさ ★★★
・面白さ   ★★★
・施設    ★
・アクセス  ★
 
<備考>
・カクシバウィからの眺望がとにかく素晴らしい。
・頂上付近にあるハシゴをつたって洞窟の仏像を発見すると、ちょっとした探検気分を味わえる。
・道が整備されてない箇所が割とあるので、小さい子供は危ないかも。
 
※情報はあくまで僕が登山した時点でものであり、評価は僕の独断と偏見によるものです。
 
 

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