愛の言葉 ~2~ | infection  ~YooSu~

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昨夜の雨を思わせないほど、穏やかに晴れた空を見上げ、はあっと大きな溜息を吐いた。

 

 

『ねえ、お願い。僕を抱いて』

 

 

僕が蹴とばした布団を、掛け直そうとしたユチョンにしがみついて、懇願したらしい。

 

 

「嘘・・・だろ。僕がユチョンに抱かれたなんて」

 

 

自問自答はもう数えられないほどしたが、体に残る痕跡が嘘ではないと物語る。

もう一度大きな溜息を吐いて、頭を抱えた。

 

 

「頼まれたからって、抱くなよ」

 

 

友達だと思っていた。

いや、思おうとした。

胸の奥でくすぶっていた想いを、無いものとして葬り去ろうとしていたのに、夢か現か定かではない状態の僕は、自制がきかなくなっていた。

想いのままに振る舞ったらしい。

 

 

「ジュンスがあんなに大胆なんて、嬉しい誤算だったよ」

 

 

ユチョンは馬鹿にするでもなく、ただ嬉しそうにそう言って裸の僕を抱き締めた。

僕は何も言えず、体を固くして微動だにしなかった。

だって、一体どうすれば良い?

告白さえ出来なかった相手に、突然抱かれて、しかも、普通の恋人のように抱き締められているのに。

そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、ユチョンは僕の背中を愛おしそうに撫でながら言った。

 

 

「ジュンス、こんなになってから言うのもなんだけど、俺はずっと君が好きだった。君とこうなれて嬉しいよ。これで俺ら恋人ってことだよね。よろしくね」

 

 

再び大きな溜息を吐いて、熱が出たように真っ赤に染まった顔を両手で覆った。

 

 

 

 

 

 

 

 

さあて、続くのか・・・

 

誰か教えて(=_=)←いつも綱渡り