「なっ、なに?」
「じっとして」
「なっ、なんだよ?」
「じっとしてて」
「だから、あっ・・・」
「ほら、まつげ」
彼のまぶたについていたまつげを取って見せた。
「あっ、びっくりした」
「びっくりした?」
「そりゃ、するよ。だってさ、突然そんなに顔近づけられたら・・・」
「キスでもすると思った?」
「ばっ、馬鹿!」
彼の顔が一瞬で朱に染まる。
「そんなこと思うわけないだろ!だって、僕達はそんな関係じゃないんだぞ」
「じゃあ、どんな関係?君にとって僕はただの都合のいいゲーム相手?」
「馬鹿!そんなこと言ってないだろう。友達でもあり、家族でもあり、メンバーでもあり、まあ、そんなところ」
「ふーん、それだけ?」
「他に何があるって言うんだよ」
「僕は好きなんだけど」
「えっ!」
「分かってくれていると思ってたんだけど、言わないと分からないよね。だから言うよ」
僕は姿勢を正し、改めて言った。
「僕は君が好きです。もちろん、特別な意味で。それじゃあ、これで」
告白を済ませると、僕はさっと立ち上がり、驚いて何も言えない彼をそのままに部屋を出た。
続く・・・・・
ええーっΣ(=°ω°=;ノ)ノ
何でナニもしないで出て行っちゃったのー( ̄□ ̄;)←そっち