占い師J ~10~ | infection  ~YooSu~

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「おっ、大丈夫ですか?」



一番大人っぽいくせに、末っ子の弟が心配そうに覗き込む。

ますます恥ずかしくなって、自分でも危ないと思うほど顔が熱くなった。



「真っ赤ですね。早く寝かせた方がいいです」



「任せとけ。俺が責任持って看病するから。なっ」



腕の中で固まる僕に、彼は優しく微笑んだ。

くらくらする。

どうやら本当に熱が出てきたようだ。

そもそも、特定の相手に特別な感情を持ち始めた時から、僕はある種の病気なのかも知れない。

いわゆる恋の病ってやつだ。

これほど厄介なものはないが、何故か皆、率先して罹患したがる不思議な病だ。

僕もご多分に漏れず、漠然と恋をしたいと考えていた。

でも、実際罹ってみると、頭で考えていたものとは、まるっきり違った。

まさか、昔からよく知っていて、気心の知れた親友が、恋の対象になるとは思わなかった。

でも、ある日突然恋に落ちた。

生物学的に、同じ性を持つ彼を好きになってしまった。

悩んだ末、相談した占い師は言った。



「自分の気持ちを否定してはいけません。あなたの気持ちはあなたのものなんですから」



僕は、その時やっと、彼を好きだという気持ちを、100パーセント受け入れた。




To be continued.....




ええっΣ(・ω・ノ)ノ!



皆罹りたいのは、ユス病じゃないの( ̄ー ̄)?←