「おっ、大丈夫ですか?」
一番大人っぽいくせに、末っ子の弟が心配そうに覗き込む。
ますます恥ずかしくなって、自分でも危ないと思うほど顔が熱くなった。
「真っ赤ですね。早く寝かせた方がいいです」
「任せとけ。俺が責任持って看病するから。なっ」
腕の中で固まる僕に、彼は優しく微笑んだ。
くらくらする。
どうやら本当に熱が出てきたようだ。
そもそも、特定の相手に特別な感情を持ち始めた時から、僕はある種の病気なのかも知れない。
いわゆる恋の病ってやつだ。
これほど厄介なものはないが、何故か皆、率先して罹患したがる不思議な病だ。
僕もご多分に漏れず、漠然と恋をしたいと考えていた。
でも、実際罹ってみると、頭で考えていたものとは、まるっきり違った。
まさか、昔からよく知っていて、気心の知れた親友が、恋の対象になるとは思わなかった。
でも、ある日突然恋に落ちた。
生物学的に、同じ性を持つ彼を好きになってしまった。
悩んだ末、相談した占い師は言った。
「自分の気持ちを否定してはいけません。あなたの気持ちはあなたのものなんですから」
僕は、その時やっと、彼を好きだという気持ちを、100パーセント受け入れた。
To be continued.....
ええっΣ(・ω・ノ)ノ!
皆罹りたいのは、ユス病じゃないの( ̄ー ̄)?←