ユチョンが突然唇を離すと、僕の体が宙に浮いた。
こんなに軽々と僕を持ち上げる力があるなんて知らなかった。
僕は幼児になった気持ちで、ユチョンの首に手を回す。
「ジュンス」
そんな僕をユチョンが射るように見つめた。
ユチョンのファンならば、失神しそうと言いそうなその瞳に、僕の心も射抜かれた。
「ユチョン・・・」
「ジュンス・・・俺・・・俺は・・・」
ユチョンが苦しそうに顔をしかめた。
何だろう。
何か言わなければいけない気する。
ユチョン、そんな顔しないで。
僕は・・・。
僕は・・・。
「・・・いいよ、僕」
何となくそう言えばいい気がして呟いた。
ユチョンの目が驚いたように見開かれ、喉仏が上下に動く。
「ジュンス、ヤバいよ」
ますますユチョンの顔が歪む。
嫌だ、ユチョン。
そんな顔しないで。
ユチョンのためなら、何でもしてあげるから。
僕はユチョンの唇に軽く触れてから言った。
「ヤバくなって」
ユチョンは虚をつかれて、しばらく呆然としていたが、はっと我に返り、僕を抱え直すと、ベッドに向かって歩き出した。
To be continued....
お待たせしました(・∀・)
やっと続きです。
でも、凄いね、ユチョン。
ずっとジュンスをお姫様抱っこしたままなんだよね(≧▽≦)←