芳しい香りと、さえずる鳥の声に目覚めた。
眩しい朝の光の中で、一晩中愛し合った恋人が微笑む。
恥ずかしくて、くすぐったくて、でも幸せで。
体に残る余韻に、昨夜のことが夢ではなかったことを知らされる。
「ジュンス、愛してる」
ユチョンは優しかった。
緊張に固くなった僕の心も体も優しく解してくれた。
愛し、愛されるということの幸せを、そのすべてで教えてくれた。
微かに残る痛みも、ユチョンに愛された名残なら消えなくてもいい。
いつまでもこの体にユチョンの愛の名残を感じていたい。
ううん、消えたっていい。
だって、僕達は始まったばかり。
今から何度でも愛し合える。
ユチョンがコーヒーをテーブルに運び、声を掛ける。
そうっと起き上ると、散らばっていたはずの洋服がベッドの端にきちんと畳まれていた。
「うん」
手早く身に着け、テーブルにつくと、芳しいコーヒーの香りが鼻孔をくすぐった。
ほろ苦いコーヒーは、僕が片想いしていた時の切ない思いに似ている気がした。
その切ない思いを溶かすように、じんわりと喉を潤し、心に沁み込んでいく。
君と出会い、恋をして、泣いた長い夜。
叶うはずのない恋が、今僕に囁く。
僕は滲む涙を堪えて、笑った。
ユチョン。
人が人と出会うのは奇跡だ。
だから、たくさん愛し合おう。
だって、
「Only You Can Love Me This Way」
「こんな風に僕を愛するのは君しかいない」
永遠の愛を君に誓う。
Fin.
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ううっo(;△;)o
良かったね、ジュンス(ノ◇≦。)
皆様。
たらたらと続けてきたこのシリーズ、何とか終わりにこぎつけました。
写真とセリフを合わせるのは、本当に手間のかかる作業ですが、ユスの写真が語り掛けてくるのです。
言葉に出会うのも一瞬。
その言葉を繋ぎとめると言うことは、奇跡をみるのと同じこと。
自分の書いたものが、自分を離れた途端、新たな奇跡を呼び覚ます。
それは、読んでくれた君がいるということ。
そんな奇跡の君は、じゅんじゅんにとって、
「Only You Can Love YooSu This Way」
こんな風にユスを愛するかけがえのない友だよ(^∇^)









