「俺、ジュンスのものなんだ」
その言葉に固まった僕の耳元で、ユチョンがふふっと笑った。
「あっ、こっ、これは、あの、その・・・ジェ、ジェジュンが・・・」
「ジェジュン?」
「う、うん。ジェジュンが携帯にユノの番号を『俺のユノ』って登録してて。それで、あの、ぼっ、僕もしたいなって。つい、落書きを・・・」
声が小さくなる。
書いた時ちゃんと消したつもりだったのに、そう言えばあの時先生が回って来て慌ててページをめくったんだった。
「ジュンス、借して」
「あっ・・・」
ユチョンは僕の手から教科書を取り上げ、机にあったペンも取り上げた。
「ジェジュンの真似をするならこうしなくちゃ」
ペンを走らせ、はいっと僕の手に教科書を戻す。
僕はそれを見て、たちまち真っ赤になった。
僕の書いた落書きの横にハートマークが書きこまれていた。
「これで完璧」
ユチョンはにこっと笑い、戻りかけて何かを思い付いたように立ち止まり、振り返った。
「ジュンス、今日一緒に帰ろう」
不意打ちを食らって声の出ない僕は、ただこくこくと頷くのが精一杯だった。
ひょこっ。
ぺたぺたぺた。
ひょこひょこひょこ。
何かの小動物のように、俺の後ろについて歩くジュンス。
一緒に学校を出たのに、ジュンスは後ろをついてくるだけで並ぼうとしない。
俺が止まれば足を止め、歩き出せばついてくる。
気配はずっと背中にあるのに、声さえ掛けて来ない。
俺はくすっと笑うと、立ち止まった。
ジュンスも立ち止まる。
くるりと体を反転させると、驚いた顔をしたジュンスの手を取った。
「行こう」
また体を反転させ、有無を言わさず歩き出す。
引っ張られるように前のめりになったジュンスが、ちょこちょこと小走りに走って俺の横に並んだ。
ちらっと横を見ると、頬を桜色に染めたジュンスが、俯き加減で黙って俺に従っている。
俺は何となく楽しくなって、ジュンスの汗ばんだ手を強く握り直した。
To be continued.....
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ウリユノ♡
いやー、このユンジェネタを知った時は萌えた萌えた(´∀`)←実話よ
でも、きっとユチョンは『俺の桃♡』って登録してるだろう(^~^)
しかし・・・
じゅんちゃん可愛ええーヽ(゜▽、゜)ノ