時が止まった。
そんな形容通りの出来事が、本当にこの世にあるんだ。
柔らかい唇の感触は、ほんの十数秒、いや、数秒でゆっくり離れ、何事もなかったかのように、またユチョンは僕の頭を撫でた。
「水、持ってくるね」
「えっ?」
「唇が乾いてる」
「あっ」
思わず唇に指を当てると、そこは今まで触れていたユチョンの唇の感触で熱を持っていた。
最初から乾いていたのか、ユチョンの唇が潤いを奪って行ったのか、
確かに僕のそこは激しい熱だけをもって存在していた。
「待ってて」
ユチョンが立ち上がりドアに向かう。
瞳の中で小さくなる背中が、もう戻って来ない気がした。
何故か不安が押し寄せる。
僕はベッドの上で慌てて体を起こして叫んだ。
「ユチョン、待って!」
呼び止めた僕の声に、ユチョンの背中がびくっと揺れる。
ユチョンは振り向かない。
ただじっと僕の次の言葉を待っている。
「ユチョン、行かないで」
「ジュンス・・・怒ってないのか・・・俺は君に・・・君を・・・」
「ユチョン、僕を見て」
ユチョンがゆっくりと振り向いた。
泣きそうに歪められた顔。
せわしなく鳴る心臓を手でぎゅうっと掴む。
僕は言わなければならない。
ユチョンに、この想いを。
「いかないで、僕の側にいて」
「ジュンス・・・」
「いっちゃだめ。僕のここは・・・」
乾いた唇を指で撫でると、言った。
「ユチョンが潤して」
疾風が駆け抜けるように、僕の元にユチョンが戻って来た。
その熱風は、僕の体をベッドへと吹き飛ばし、熱い熱い熱で僕の唇を塞いだ。
ユチョンと僕の唇は、再び重なり合い、離れなかった。
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いーやー(≧▽≦)
じゅんちゃんから誘っちゃったーヽ(゜▽、゜)ノ
さあ、ユチョンはちゅーだけで我慢出来るかな:*:・( ̄∀ ̄)・:*:←頑張れよ、ユチョン