「お待たせ、ジュンス」
「あっ、ユチョン」
てっきり朝御飯を持ってくるのはジェジュンだと思っていた僕は、思いがけないユチョンの登場に心が躍った。
何でだろう。
ジェジュンが来てくれるのは安心感があるけれど、ユチョンにはそれ以上の何かがある。
こんなに嬉しくなるなんて不思議だ。
自分でも説明のつかない感情に戸惑いを感じながらも、ユチョンの笑顔に笑顔で返す。
「遅くなってごめんね。シャワー浴びてたから。お腹空いた?」
ベッドサイドのテーブルに持ってきたトレイが置かれると、スープのいい匂いにお腹がきゅうっと鳴った。
「ふふっ、体は正直だね。でも良かった。お腹が空くなら、もう大丈夫だね。さあ、食べよう」
香りの元のスープの器を持って、スプーンで掬うとふうふうと息を吹きかけ、零さないように僕の口元に差し出した。
「はい、あーん」
「いっ、いいよ。僕、自分で・・・」
「ジュンス、あーん」
遠慮する僕を無視して、口元に押し付けんばかりにスプーンを近付けた。
いい香りが鼻孔をくすぐり、またお腹がきゅうっと鳴る。
空腹には適わない。
お腹の虫に急かされるようにそうっと唇を開くと、ちょうどいい温かさの優しい味のスープが流れ落ちた。
「美味しい?」
「うん」
こくっと頷くと、ユチョンが嬉しそうに微笑み、またスープをスプーンで掬いふうふうと息を吹き掛け、僕の口元に運ぶ。
今度は黙って口を開いて、自分からスプーンに口をつけた。
ゆっくりと一口ずつ気長に僕の口元にスプーンが運ばれる。
段々とそうして貰うのが当然のように思えて、ユチョンが次々に食べ物を口に運ぶのを餌付けされた雛のように口を開けて待っていた。
そうしてすっかり食事が終わるころには、そのユチョンの優しさが僕の体を温めた。
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やーん(≧▽≦)
餌付けされる雛ジュンス、可愛いーヽ(゜▽、゜)ノ
誰かじゅんじゅんも餌付けしてー(^O^)あーん