「んっ・・・」
目蓋を開けると、目の前にユチョンの顔。
そうだ、僕はユチョンに温めて貰っていたんだ。
部屋の壁に掛けられた時計を見ると、長針がちょうど真上を指し、短針が真っ直ぐ右を指していた。
ユチョンのおかげで寒気はなくなっている。
でも、気持ち悪いほど、全身が汗でびっしょりだ。
起きるにはまだ早いけど、体を拭きたい。
僕はそっとベッドを抜け出そうとして身動ぎした。
「ジュンス」
ぐっすり眠っていると思ったユチョンの目がパチッと開いて、心配そうに僕の目を覗き込んだと思ったら、おでこにおでこをこつん当てられた。
しばらくそのままでいたユチョンがほうっと安堵の吐息を吐いて、心底ほっとしたように言った。
「下がった。良かった」
よく見るとユチョンの顔も汗で濡れている。
自分も汗だくなので気付かなかったが、おでこも汗で濡れて前髪がぴたっと張り付いていた。
手を伸ばしその前髪を掻き揚げると、見るよりももっと濡れていて、掻き揚げた髪の先端からぽたっと汗が落ちた。
更に髪を掻き揚げ後ろに撫でつけると、まるでシャワーを浴びた直後のようにユチョンの頭は濡れていた。
「ごめん、こんなになるまで」
「いいさ、ジュンスの熱が下がったから。でも、ちょっと気持ち悪いな。ジュンスも汗だくだね」
今度はユチョンが手を伸ばして、僕の前髪を掻き揚げた。
その動きに合わせて、布団が持ち上がり空気が動くと、体中に噴き出ている汗がさあっと冷えて、僕はぶるっと体を震わせた。
「ジュンス、汗を拭いた方がいいね。ちょっと待ってて。用意してくるから」
そう言うと、さっとベッドから立ち上がり、
「うえー、びしょびしょ」
ぐっしょりと濡れて体に張り付いたパジャマを摘まんで、風を送るように前後に揺すりながら、部屋を出て行った。
ユチョンの居た場所に空間が出来たせいなのか、もうすっかり熱は下がったはずなのに体が冷えた気がして、またぶるっと体を震わせた。
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皆様。
どうしてもこのユチョンに一言聞きたいの。
ねえ、ユチョン。
だよね。
ユチョンがなるのは、もっと熱い!
熱亀症だからーヽ(゜▽、゜)ノ♪
皆様。
全国的に凄まじい暑さになっております。
水分をこまめにとって、くれぐれもユス熱以外の熱を上げませんように(^人^)


