scene2 | infection  ~YooSu~

infection  ~YooSu~

YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

「んっ・・・」



目蓋を開けると、目の前にユチョンの顔。

そうだ、僕はユチョンに温めて貰っていたんだ。

部屋の壁に掛けられた時計を見ると、長針がちょうど真上を指し、短針が真っ直ぐ右を指していた。

ユチョンのおかげで寒気はなくなっている。

でも、気持ち悪いほど、全身が汗でびっしょりだ。

起きるにはまだ早いけど、体を拭きたい。

僕はそっとベッドを抜け出そうとして身動ぎした。



「ジュンス」



ぐっすり眠っていると思ったユチョンの目がパチッと開いて、心配そうに僕の目を覗き込んだと思ったら、おでこにおでこをこつん当てられた。

しばらくそのままでいたユチョンがほうっと安堵の吐息を吐いて、心底ほっとしたように言った。



「下がった。良かった」



よく見るとユチョンの顔も汗で濡れている。

自分も汗だくなので気付かなかったが、おでこも汗で濡れて前髪がぴたっと張り付いていた。

手を伸ばしその前髪を掻き揚げると、見るよりももっと濡れていて、掻き揚げた髪の先端からぽたっと汗が落ちた。

更に髪を掻き揚げ後ろに撫でつけると、まるでシャワーを浴びた直後のようにユチョンの頭は濡れていた。



「ごめん、こんなになるまで」



「いいさ、ジュンスの熱が下がったから。でも、ちょっと気持ち悪いな。ジュンスも汗だくだね」



今度はユチョンが手を伸ばして、僕の前髪を掻き揚げた。

その動きに合わせて、布団が持ち上がり空気が動くと、体中に噴き出ている汗がさあっと冷えて、僕はぶるっと体を震わせた。



「ジュンス、汗を拭いた方がいいね。ちょっと待ってて。用意してくるから」



そう言うと、さっとベッドから立ち上がり、



「うえー、びしょびしょ」



ぐっしょりと濡れて体に張り付いたパジャマを摘まんで、風を送るように前後に揺すりながら、部屋を出て行った。

ユチョンの居た場所に空間が出来たせいなのか、もうすっかり熱は下がったはずなのに体が冷えた気がして、またぶるっと体を震わせた。



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皆様。

どうしてもこのユチョンに一言聞きたいの。

ねえ、ユチョン。





「熱中症にならなかった?」





「大丈夫だ」



だよね。

ユチョンがなるのは、もっと熱い!




「ああ・・・ジュンス・・・」



熱亀症だからーヽ(゜▽、゜)ノ♪



皆様。

全国的に凄まじい暑さになっております。

水分をこまめにとって、くれぐれもユス熱以外の熱を上げませんように(^人^)