「どっ、どうしよう・・・」
意味もなくリビングをうろついて、ソファーに腰掛けると、また立ち上がった。
「ああ、どうすればいいんだろう・・・」
思わず抱いてくれるのなんて言ってしまったけど、思い返すだけで恥ずかしい。
キスでもやっとなのに、その先なんて僕には未知の世界だ。
ああっと悩ましい思いを吐息と共に吐き出すと、リビングのドアノブがカチリと音を立てて回された。
びくっとしてドアを見ると、
「ジュンス、やっぱりここにいた」
そう言ってジェジュンが入って来た。
「ジェ・・・ジェジュンか、びっくりした」
ほうっと安堵の吐息を吐くと、ふふっと笑ってソファーに座り、座面をトントンと叩いて、僕に隣に座る様に促した。
促されるままに、ちょこんとジェジュンの横に腰掛けると、ジェジュンは僕ではなく真っ直ぐに前を向いて言った。
「ジュンス、俺ユノに抱いてって言った」
「あっ・・・」
それは、今朝だった。
「ジュンス、俺今日ユノに言う」
移動の車の中で僕に耳打ちしたジェジュン。
便乗するつもりではないが、
「僕も、言うよ」
その耳打ちに僕も耳打ちで返した。
「ジュンスはどうだった?」
「ぼっ、僕も・・・言った・・・よ」
「そっか、ちゃんと言えたんだ。でも、何だか俺が無理矢理言わせたような気がするな。俺はユノとそうなりたいと思っていたけど、ジュンスはまだそこまで考えてなかったもんな。何か悪かったな」
「ううん、僕もジェジュンと話してから、ちゃんと考えたんだ。それで気付いた。ユチョンとそうなりたいって思っていたこと。だからそんな機会があったら素直になろうって思ってた。ジェジュンが背中を押してくれたんだよ。ありがとう」
ジェジュンはそう言う僕を見ると、穏やかに微笑み立ち上がった。
「俺、シャワー浴びてくる。あっ、そうだ、これ」
部屋着にしているスウェットのズボンのポケットから小さい紙袋を取り出すと僕の手に押し付けた。
何?と言うように首を傾げると、
「俺からジュンスへのエール。見てみて」
ジェジュンは袋を開けるジェスチャーをした。
ジェジュンの真似をして、がさがさと袋の口を開くと、慌ててその口を閉じてジェジュンを見た。
「頑張ろうな、ジュンス」
悪戯っ子のように笑ったジェジュンが、ぱくぱくと口を動かす僕にウインクしてリビングを出ていく。
僕の手の中には、紙袋に入った薄いピンクのパンツが残された。
そのピンクの正体は、細かく散りばめられた桃の絵だった。
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うーむ( ̄ー ̄)
さすがママ(≧▽≦)
じゅんじゅんのアメ限小説で勉強したな( ̄▽+ ̄*)←
ああ・・・
ジュンスの桃パン姿・・・
見せてーヽ(゜▽、゜)ノ←ユチョンの前で