もっと素直になれたなら ~28~ | infection  ~YooSu~

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「あっ、ユノ、頼みが」

「ユチョン、頼みがあるんだ」



同時に言って顔を見合わせた。



「ユノ、頼みって?」

「ユチョン、頼みって何だ?」



これまた同時に言って、顔を見合わせる。



「ジュンスと部屋を代わってくれない?」

「ジェジュンと部屋を代わってくれないか?」



「えっ?」

「はっ?」



思わず目をしばたたいてユノを見ると、ユノも同じように瞬きしながら俺を見た。



「それって・・・」

「それってさ・・・」



また同時に口を開いて、今度はぷっと吹き出した。



「ごめん、俺から話すね。ユノはジェジュンとジュンスの部屋に行って貰っていい?」



「ああ、こっちが頼むよ。ジュンスを俺達の部屋に引き取ってくれる?」



お互いにんまりと笑って頷いた。

リビングにジュンスを待たせて、ユノに部屋を代わって欲しいと頼みに来たら、同じことを思っていたなんて。



「交渉成立だね。ユノ、ジェジュンと今夜?」



「ああ、どうなるか分からないけど。その・・・耳を貸せユチョン」



ユノに手招きされて、俺は耳を差し出した。

周りには誰も居ないのに、ユノは声を潜めて言った。



「ジェジュンがさ、抱いて欲しいって」



「ほんと?」



「ほんとだよ。可愛いんだぜ、ジェジュン。俺との夜の為に、下着まで新調してたんだ。そこまでされて拒めるか?上手く出来るか分からないけど、俺、今夜ジェジュンを抱く。だから、ジュンスを絶対に部屋から出さないでくれよ」



「分かってるよ。こっちだって、出すつもりないし」



俺が誇らしげに言うと、ユノは納得したように頷いた。



「お前達もか、ユチョン?」



「うん。俺もジュンスに抱いてくれるって言われた。まあ、さっきユノが覗いてくれたおかげかな。ありがとう」



「部屋を代わって欲しいって言いに行ったら、キスシーンに出くわして焦ったけど、俺も役に立ったなら嬉しいよ」



「うん、でも、あの、ユノ」



「んっ?」



今度は俺がユノを手招きして、声を潜めた。



「やり方って知ってる?」



ユノはぐっと言葉に詰まって、渋い顔をすると首を左右に振った。




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こらー、ヘタレ組ーヽ(`Д´)ノ


やり方も知らんのか(=`(∞)´=)


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