触れた熱い感触が、ユチョンの唇だと今度ははっきりと分かった。
押し当てられた唇が、探るように少し強めに押し付けられる。
僕はユチョンの胸に手を当て、目を閉じてその感触を受け入れた。
ぽってりとして、僕の名を呼ぶときにアヒルのくちばしのように尖るユチョンの唇が、こんなに熱いとは思わなかった。
まるで焼き鏝を当てられたように、熱は唇を侵蝕し、体全体を覆っていく。
その熱い唇が、徐々に僕を激しく求め出した。
それは拙いながらも情熱的で、僕はただ求められるままに、唇を差し出す。
ユチョンの唇が僕の唇を覆い、ちゅうっと音を立てて吸っていく。
緩く柔らかく吸ったかと思うと、次には強く吸い付く。
強弱のある求めに僕は翻弄され、ただただユチョンの唇が離れてしまわないように唇を差し出し続けた。
「ふっ・・・うん・・・」
鼻から抜ける息が、媚びを含んだような声に変わる。
体は痺れ、力が抜ける。
それでもユチョンのキスは止まらない。
ユチョンのキスは甘く甘く僕をとりこにしていく。
「んっ、はあ、ジュンス」
唇が離れたかと思うと、また唇を奪われる。
一度大きく息継ぎをしただけで、ユチョンは僕を決して離そうとしなかった。
くらくらとめまいがするような甘い時が永遠に続くかと思われた時、 ユチョンは柔らかく僕の唇を吸い上げると、ゆっくりと離れて行った。
「はあ・・・」
心を吹き込まれるような、そんな甘いキスを受けて、堪らず吐息を漏らした僕の唇をユチョンの指がゆっくりと撫でた。
「ジュンス、好きだよ」
「好き・・・ユチョン・・・」
大好きな人に愛して貰える喜びに酔いながら、うっとりとユチョンを見つめると、唇を撫でていた指が真ん中の窪みに軽く押し当てられた。
「これくらいじゃ、俺のお礼の気持ちは足りないよ。まだまだ伝えるから、覚悟して、ジュンス」
返事をする代わりに、僕は僕の唇に押し当てられたユチョンの指にちゅっとキスを贈った。
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ああ・・・
ユチョンがたらしになったぞー(≧▽≦)
さあ、イケイケユチョンヽ(゜▽、゜)ノ