もっと素直になれたなら ~22~ | infection  ~YooSu~

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「ジュンス、待ってよ、待って」



みるみる小さくなるジュンスに、走りながら声を掛ける。

ジュンスは足が速い。

そして今は恥かしさからか、俺が声を掛けると一段とスピードを上げた。

ゼイゼイと息が上がる。

喘息持ちの俺にはかなり苦しい。

このままではやばい。

でも、ジュンスを追い掛けずにいられない。



「ハアハア、ジュ・・・ンス、ジュ・・・ン・・・ス・・・待っ・・・あっ!」



喘ぎながら走る俺の足がふらふらと力を失いもつれて、何の変哲もない小さな草叢に足を取られつるんと滑った。

体が後ろに大きく傾いで、地面にしたたかに尻を打ち付けた。



「ユチョン!」



あんなに追っても追いつかなかったジュンスが、もう側に居て俺の肩に手を掛け心配そうに顔を覗き込んだ。



「ははっ、かっこわりい」



ぺろっと舌を出して、何とも間抜けな失態を笑うと、



「良かった・・・」



ジュンスがほうっと安堵の息を吐き、ぽろっと涙を零した。



「大丈夫だよ、ジュンス。発作じゃないから。心配かけてごめん」



ジュンスの頭を撫でると、こくんと頷いた。



「僕、ユチョンに何かあったら生きていけない。だから、僕が逃げたら追いかけずに・・・その・・・」



「何?」



「こっ、転んで」



ぷっと吹き出し、あはははははと声を上げて笑った。



「了解。ジュンスに逃げられた時は転べばいいんだね。でも・・・逃げられるのって寂しいな」



うさぎが耳を倒すように、しゅんっとして俯くと、ジュンスがあわあわと手を振った。



「にっ、逃げない、逃げない。もう二度と逃げないから、無理して追い掛けないで」



「ほんと?」



「ほんと」



「ほんとにほんと?」



「ほんとだって」



「そうか、じゃあ」



俺は顔を上げると、にっこりと笑った。



「逃げないで」



「う・・・んっ!」



うんと言う返事を聞く前に、目の前のジュンスの可愛い唇を奪った。



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にゃー(≧▽≦)


可愛いにゃー(≧▽≦)


ユスのちゅー(≧▽≦)


さて、ユスもちゅー出来たことだし、ここで終わり( ̄ー ̄)←いつこの言葉がほんとになるんだろう?