「はい、ユノ」
「わっ、美味そう。頂きます」
ユノが両手を合わせてから、お弁当箱の中からおにぎりを摘まみ上げた。
綺麗に握られた三角形のおにぎりを見て、膝の上に乗せたお弁当箱の蓋を開けようとしていた僕の手が止まった。
ジェジュンは、何でもそつなくこなす。
でも僕は・・・。
しゅんとして俯いた僕の膝から、ユチョンがひょいっとお弁当箱を取り上げた。
「あっ!」
「頂きます、ジュンス」
ユチョンはまるで僕の心の葛藤を知っているように、平然と蓋を開けると、ユノと同じようにおにぎりを摘まみ上げ、しげしげと眺めた。
かあっと顔が熱くなる。
ユチョンの手に握られたおにぎりは、まるでサッカーボールのようにまん丸で、しかもかなり大きい。
ジェジュンを真似て、一生懸命握ったけど、どんなに頑張ってもまん丸にしか握れなかった。
「あっ、あの、ごめんね。次はもっと上手に・・・」
「美味そう」
ユチョンは僕の言葉を途中で遮り、パクッとおにぎりに噛み付くと、
「美味しい!」
口一杯に頬張り、にっこりと笑った。
「で、でも、あの、形が・・・」
「形なんて気にしないよ。ジュンスがこういうこと苦手なのは知ってる。それなのに、俺の為に作ってくれた、世界一美味いおにぎりだよ。さあ、ジュンスも食べて。ほら、あーん」
ユチョンが食べかけのおにぎりを、僕の口元に差し出した。
おそるおそる口を付け、ゆっくりと噛みしだくと、ぱっと目を開けて、ユチョンを見た。
「なっ、ほんとに世界一美味いだろ」
こくっとおにぎりを飲み込むと、照れたように笑った。
世界一は大げさだけど、普通に美味しい。
形は決まらなかったけれど、心は込められた。
「良かったな、ジュンス。でも、悪いけど」
ユノが手に持ったおにぎりの残りをすべて口に放り込むと言った。
「世界一のおにぎりは、ジェジュンが握ってくれたおにぎりだから」
そう言うと、隣で嬉しそうに微笑むジェジュンの頬にちゅっとキスをした。
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キャーキャー(≧▽≦)
ユノがちゅーって、ちゅーってヽ(゜▽、゜)ノ
これだけおぼこいユンジェも珍しいな( ̄ー ̄)←
それにしても、ジュンスったら可愛い( ´艸`)
さあ、次はジュンスがちゅってして貰う番よ♪
ああ・・・
誰か・・・
じゅんじゅんにおにぎりー(/TДT)/←食べたーい