「ジェジュン、ちょっといい?」
「あっ、うん。ちょっと、待って。よし、拭き残しなし。お待たせ。何、何か相談事?」
ジェジュンはシンクを指差し、綺麗になったことを確認すると、エプロンの前垂れで手を拭きながら、キッチンの入口に立つ俺の前に立った。
蛍光灯の灯りが、そこだけに集められたように、俺を見上げるジェジュンの瞳がきらきらと輝く。
やっぱり綺麗だ。
こんなに綺麗な人に告白出来るんだ。
それだけでも、贅沢だ。
ごくっと唾を飲み込むと、口を開いた。
「話があるんだ」
「うん、何?」
「あの、俺・・・」
「うん」
「ジェジュンが・・・」
「俺が何?」
「その・・・」
駄目だ。
あんなに固く決心したのに、また逃げ出しそうだ。
自信を持て。
ジェジュンにそんな気持ちが無いとしても、俺の気持ちを知って貰うだけでもいいじゃないか。
そうだ。
チャンミンの言うとおり、砕け散っても俺は俺で、ジェジュンを好きな俺は無くならない。
この気持ちに嘘偽りがないことだけ、分かって貰おう。
俺は覚悟を決めて、もう一度ごくっと唾を飲んだ。
「ユノ、もしかしてまたスイカが食べたいの?困ったな。今から買いにいっても、もう売り切れてるかも。明日、明日また買ってくるから、1日くらい我慢出来るよね?」
まるで駄々っ子を諭すように、ジェジュンが俺を見つめた。
我慢?
そんなこと・・・。
「出来ない」
「えっ?そんなにスイカが食べたいんだ。ああ、どうしよう」
「スイカ・・・」
「うん、ごめん。さっき皆で食べちゃったから。もう無いんだ」
「スイカじゃない」
「えっ、スイカじゃないの?じゃあ、何?何が欲しいの」
「君」
「はっ?」
「君が欲しい、ジェジュン!」
ぽかんと俺を見つめるジェジュンを、無我夢中で抱き締めた。
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やっ腐ー(≧▽≦)
ユノ、やっと告白出来たね(ノ◇≦。)
安心して。
スイカはじゅんじゅんが引き受けるわ( ̄ー ̄)←もも、スイカ