もっと素直になれたなら ~10~ | infection  ~YooSu~

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「ジェジュン、ちょっといい?」



「あっ、うん。ちょっと、待って。よし、拭き残しなし。お待たせ。何、何か相談事?」



ジェジュンはシンクを指差し、綺麗になったことを確認すると、エプロンの前垂れで手を拭きながら、キッチンの入口に立つ俺の前に立った。

蛍光灯の灯りが、そこだけに集められたように、俺を見上げるジェジュンの瞳がきらきらと輝く。

やっぱり綺麗だ。

こんなに綺麗な人に告白出来るんだ。

それだけでも、贅沢だ。

ごくっと唾を飲み込むと、口を開いた。



「話があるんだ」



「うん、何?」



「あの、俺・・・」



「うん」



「ジェジュンが・・・」



「俺が何?」



「その・・・」



駄目だ。

あんなに固く決心したのに、また逃げ出しそうだ。

自信を持て。

ジェジュンにそんな気持ちが無いとしても、俺の気持ちを知って貰うだけでもいいじゃないか。

そうだ。

チャンミンの言うとおり、砕け散っても俺は俺で、ジェジュンを好きな俺は無くならない。

この気持ちに嘘偽りがないことだけ、分かって貰おう。

俺は覚悟を決めて、もう一度ごくっと唾を飲んだ。



「ユノ、もしかしてまたスイカが食べたいの?困ったな。今から買いにいっても、もう売り切れてるかも。明日、明日また買ってくるから、1日くらい我慢出来るよね?」



まるで駄々っ子を諭すように、ジェジュンが俺を見つめた。

我慢?

そんなこと・・・。



「出来ない」



「えっ?そんなにスイカが食べたいんだ。ああ、どうしよう」



「スイカ・・・」



「うん、ごめん。さっき皆で食べちゃったから。もう無いんだ」



「スイカじゃない」



「えっ、スイカじゃないの?じゃあ、何?何が欲しいの」



「君」



「はっ?」



「君が欲しい、ジェジュン!」



ぽかんと俺を見つめるジェジュンを、無我夢中で抱き締めた。



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やっ腐ー(≧▽≦)


ユノ、やっと告白出来たね(ノ◇≦。)


安心して。



スイカはじゅんじゅんが引き受けるわ( ̄ー ̄)←もも、スイカ