クリスマスイヴ ~1~ | infection  ~YooSu~

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YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

「ジュンス」



楽屋へ戻る僕を、聞き慣れた声が呼び止めた。

振り返ると人目を忍ぶように、ユチョンが廊下の柱の影から僕を手招きしている。

一緒の楽屋なのに、何でわざわざ廊下で呼び止めるんだろう。

不思議そうに小首を傾げる僕を、いいからとでも言うように、強く手招きする。

仕方なくくるっと踵を返すと、ユチョンが隠れて居る柱に歩み寄った。



「何?」



「あっ、うん、その・・・」



人を呼んでおいて言葉を濁す。

ユチョンは時に優柔不断だ。

何か大切な話をするときに限って、なかなか話を切り出してくれない。

慣れたもので、そういう時僕はただ黙って待つ。

ユチョンは頭の中の言葉を整理するように、天上を見上げ次いで床に視線を落とした。

しばらくそのままでいたが、やっと考えがまとまったのか、納得するように深く頷くと、意を決したように顔を上げて僕を見た。



「ジュンス、クリスマスイヴは一緒に過ごそう」



深刻な顔で僕を見つけるユチョンに、僕は思わずクスッと微笑んだ。



「当たり前じゃないか。ライブがあるんだから。イヴどころか、イヴイヴだって一緒にいるだろ?」



あははと声を上げて笑うと、ユチョンががっくりと肩を落とした。

どうしたんだろう。

あんなにライブを楽しみにしていたのに、あからさまに失望の表情を浮かべるなんて。



「違うよ・・・」



「えっ?」



ユチョンが僕を切なげに見つめた。

その瞳に僕の胸がどくんと鳴る。

何だろう。

こんなユチョンは初めてだ。



「そうじゃなくて、ライブとかじゃなくて、その後に・・・夜に・・・」



「あっ・・・」



少し緊張気味に僕を見つめるユチョンに、やっと何を言わんとしているのか気付いた。

クリスマスイヴ。

聖なる夜。

愛が降り積もる日。

その夜を一緒に過ごすことの意味くらい僕にだって分かる。



「俺・・・ジュンスと過ごしたい」



こくっと唾を飲んで、僕の返事を待っているユチョンが何だかとても愛おしい。

僕はきゅうんと高鳴る胸に手を当てて、下唇をきゅっと噛むとこくんと小さく頷いた。

ユチョンはほうっと息を吐くと、心底嬉しそうに微笑み、僕を優しく抱き締めた。




To be continued.....


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やあやあ、皆様。

お久しぶりーヾ(@^(∞)^@)ノ


表で上げるユス小説のお時間ですよー\(^_^)/


ユチョ亀によるシア桃の突貫工事のように、怒涛の予約更新で上げます。

なので、間違いなどはスルーしてちょ(^人^)


では、皆様。

クリスマスをユスと共にお楽しみ下されーヽ(゜▽、゜)ノ