血の色に染められ
罪を悔い続ける
その身には錆びた釘痕
身を折って流す涙は紅い嘆き
許されたのに
許せない
己が罪に縛られて
茨の冠を抱く
もういい
もういいんだ
罪の花よ
今、君は君を許せ
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
「皆を許します」
と五人の神もおっしゃっておられます(-人-)
さあ、皆、
「あんただけは許されないと思うよ」
いいもん、自分で許すから( ̄ー ̄)←腐な自分大好きな腐猿だもん♪
さて、本日は、
「社長。コンクールに出す作品のタイトルを付けて下さい」
mayuちゃまに頼まれていたタイトルの意味の説明です( ̄ー ̄)←すっかり忘れていたのに、天使がやれって
mayuちゃまの作品のタイトルは記事のタイトルと同じ「ゆるしいろ」
では、何故このタイトルになったのか、ご説明致しますm(_ _ )m
mayuちゃまが描いたのは「ハナミズキ」
この「ハナミズキ」ですが、日本が桜を贈った返礼として、アメリカから貰った話が有名です。
実はこの話にも今からご説明する「ハナミズキ」の説明が関わってきます。
「ハナミズキ」は昔はとても大きく堅い木でした。
その木の堅さゆえに、キリストを磔刑にする木に選ばれてしまいました。
そのことを嘆き悲しむ「ハナミズキ」を、キリストは慰めました。
お前のせいではないと。
でも、ハナミズキはそんな罪深い自分が許せません。
その罪を忘れないために、高く大きくならないように枝は細く折れ曲がり、花苞(花弁のように見える蕾を包むもの)を血の色に染め、その花苞は十字架を思わせるように四枚に別れ、花苞の四隅には磔の傷跡を残し、そして中心の花は茨の冠そっくりになったのです。
ハナミズキはその罪を自分に刻むことによって、いつまでも己を責め続けました。
この話は、諸説あると思います。
ただ、じゅんじゅんにはこの話が一番しっくりきたので、この話を採用させて貰いました。
そして、アメリカからの返礼の話ですが、このお礼には日本が大きく強くならないようにとの意味が込められていたと言います。
これはかなり有名な話で、ちょっと検索すれば出てくるので、興味のある方は調べてみて下さい。
こんな悲しい過去を持つハナミズキを題材にしたと言うことで、最初はどんなタイトルにしようかと思いました。
ただ「許し」だけにしようかと思って考えたところ、ふと思いついたのが「ゆるしいろ」
「ゆるしいろ」は許し色とも、聴し色とも書きますが、平安時代、どんな身分の者でも着用を許された色で、主に紅や紫の淡い色だったそうです。
自分が許せずに血の色に染まったハナミズキ。
そんなハナミズキのように、たくさんの人達が自分を責めているかも知れません。
自分で自分に罪の色をまとわせているかも知れません。
この世に生きている限り、悲しみや苦しみはあまりにもありふれたものとして、身近にあります。
どんなに小さいと思える悲しみや苦しみも、自分の心を苛むには十分すぎる大きさを持っています。
そんな自分の心を救うのは、そうたやすいことではありません。
小さなことで喜びもすれば、小さなことで傷付きもするのが心というものだからです。
でも、紅い血の色も、少しだけ薄めれば「ゆるしいろ」になりえます。
mayuちゃまの作品を見た時、じゅんじゅんは心が洗われるようでした。
何だかとってもほっとするのです。
この作品を見て、何となくでもいい「ああ、ほっとする」と思ってくれたらいいな、そしてこの作品が「もういいんだよ」と心のどこかに語り掛けてくれたらいいなと思って、このタイトルを付けました。
皆がまとえる色。
皆が許される色。
そんな色に、心を染め上げてくれたら。
少しだけ笑顔が増えるかも。
そんな大層な願いを、mayuちゃまの作品に込めさせて頂きました(^∇^)mayuちゃま。
こんなじゅんじゅんに、大切な作品のタイトルを付けさせてくれてありがとう。
どうか、ハナミズキが嘆きを忘れ、青空に向けてゆるしいろを誇れますように(‐^▽^‐)
つたない解説で、どこまで気持ちが伝わったかは分かりませんが、最後にハナミズキの花言葉を紹介して終わりたいと思います。
「私の思いを受け取って下さい」
皆の笑顔。
それがじゅんじゅんの一番の「ゆるしいろ」です(^∇^)



