サァーという雨の音で目が覚めた。
部屋の蒸し暑さを逃すために、開け放したままの窓から風が吹き込み、カーテンを巻き上げる。
ベッドからのそりと起き上がると、髪の毛に手を差し込み、ぐしゃぐしゃと掻き回しながら窓辺へと寄った。
まだ明け方には早過ぎる時刻。
空は厚く重たい色に塗り込められ、霧のような雨を降らせていた。
「このくらいなら、開けたままでも大丈夫だな」
上階のベランダが屋根代わりになって、この程度の雨なら風があっても窓辺までは吹き込んで来ない。
わざわざ起き上がった自分を呪うように舌打ちすると、ベッドへは戻らず暗い部屋を突っ切ってドアを開けた。
蒸し暑さのせいなのか、強烈な喉の渇きを覚えていた。
これなら遅かれ早かれ、渇きに耐えられずに目を覚ましていただろう。
舌打ちした自分が滑稽で、今度はくくっと小さく声を立てて笑った。
キッチンはリビングの奥にある。
続きになっているキッチンへ行くために、リビングのドアの前に立つと、中からサァーという雨音が聞こえた。
誰かがリビングの窓を閉め忘れたらしい。
こんなドジをするのは誰だろう。
忘れ物大将のユノか、まさかと思うがついうっかりのジェジュンとか、はたまた何か悪巧みを考えたチャンミンとか?
いや、それとも・・・。
カチャッとドアを開けると、薄暗い室内でソファーに横になったジュンスが居た。
リビングに踏み込むと、ぼんやりと照らされたジュンスの顔の上を雨粒が流れていく。
窓はしっかりと閉まっている。
「これか・・・」
呟いて雨音の正体に向かって歩み寄りスイッチを切ると、ジュンスの顔に降り注ぐ雨も止んだ。
ソファーで眠りこけるジュンスの前に膝を折ると、柔らかい羽毛のような前髪をかき揚げた。
「ジュンス、テレビ付けっぱなしで寝たらダメだろう」
ジュンスがむにゃむにゃと赤ん坊のように唇を動かし、ふうーっと息を吐くとまた気持ちよさそうな寝息を立てた。
苦笑して何か掛けるものを取って来ようと立ち上がると、ジュンスがまたむにゃむにゃと唇を動かした。
「何、ジュンス?」
寝言に話し掛けても仕方ないと思いながら、微笑ましいその姿に見惚れて、言葉を聞き取ろうと腰を屈めた俺の目の前で、今度ははっきりと潤んだ唇から言葉が紡ぎ出された。
「ユチョン・・・好き」
俺の心臓が、たちまち豪雨のように、激しい雨音を轟かせた。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
天使よ。
皆様。
昨夜の記事のコメで天使が、
「サァーという雨の音で目が覚めてしまいました」
と、書いてくれたんですが、それを読んだ途端に、
冒頭の部分が浮かんだので、カイてみました( ̄ー ̄)
でもね、この話、ここで終わりかも。
続きをご所望の方はせっせとコメして、どこに潜んでいるか分からない、じゅんじゅんのユス菌スイッチを連打してね\(^_^)/←こう書けば逃げられる
さて、シンデレラユス菌は皆様のコメに期待するとして、
Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)←じゅんじゅんにもって書いてあったでしょう!
くまちゃんから、こんなものを頂きました(≧▽≦)
「じゅんじゅんが書いてるんだろうが」
Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)←じぇんじぇんが言ったからじゃん
そうです。
くまちゃんからのおちょーだい品で「出る」がキーワードと言えば、
このバウムクーヘンに使われている、ジャージー種の牛乳は、実はとても貴重です。
いわゆるホルスタインよりも乳量が少なく、飼育している牧場も少なくて、でもホルスタインよりも濃厚な牛乳が取れるため、とっても美味しい乳製品が出来上がります(・ω・)b←何故かとっても酪農モード
「道理で効くはずだわ」←
中
じぇんじぇんは何を食べても効くけど、牛乳を飲んでお腹がごろごろするタイプの人は、ジャージー種の濃厚な牛乳は少量ずつ飲みましょう。
決して、
「ほら、たくさんあげる」
「ああん、お腹いっぱい」
シア桃のように、たっぷり飲まないようにねーヽ(゜▽、゜)ノ←シア桃は飲んでね
「じゅんじゅん、ミルクと共に眠る」
「お姉様、とってもいい墓碑銘だわ」
くまちゃん。
いつもありがとう!
ぶちゅー(^ε^)
Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)←どんなに斬られても、くまちゃんが好き!














