「お前もたまには強引になれ」
ユノがジェジュンをぐいっと引き寄せ、顎を掴むと上向かせた。
「こんな風に」
「あっ、ユノ、だめ・・・んっ」
ユノがジェジュンの唇を塞ぐ。
ジェジュンは抵抗しようと上げた手を、ユノに捕らえられ首に回させられると、大人しく縋り付くようにユノのキスを受け入れた。
間近で見るキスは映画やドラマで見るものとは違い、生々しいながらも何故か涙が出るほど綺麗だった。
「もう、ユノったら・・・」
ちゅっと音を立ててユノの唇が離れると、ジェジュンは恥ずかしそうに下唇を噛んだ。
いつものジェジュンと違って、そこにいるのはただユノに恋する一人の人だった。
「いけ、ユチョン。お前の優しさでジュンスを包んでやれ」
ユノはにこっと微笑むと、ジェジュンの肩を抱いてドアを閉めた。
「参ったな」
ユノとジェジュンのキスシーンを見せられて、何も感じないわけがない。
そこに俺とジュンスの姿を重ねて、どきどきと胸が鳴った。
ユノのように強引には出来ないけど、キスしたい。
俺の気持ちをジュンスに伝えたい。
俺は急ぎ足で部屋に戻った。
廊下を真っ直ぐに進み、左へ折れて、またすぐ右に折れると俺達の部屋のドアの前で先に戻ったジュンスが立っていた。
俺の足音に気付くと、ばつが悪そうにへへっと笑った。
「あの、僕、鍵、持ってなかった。ユチョン、持ってる?」
俺は何も言わず、鍵を顔の前に翳すとひらひらとその手を振った。
To be continued.....
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さあ、部屋に入って・・・
ちゅーしなさーい(≧▽≦)
それ以上でも良くってよ( ̄ー ̄)←表だよ、じゅんじゅん