「まっ、待って」
「大丈夫だよ、ジュンス」
立ち上がったジェジュンに、縋るように声を掛けたジュンスの肩を、ジェジュンがぽんぽんと叩いた。
「ユチョンと直接話した方がいい。今のジュンスの気持ちをちゃんと伝えるんだ」
「ユチョンもな」
ばんっとユノが俺の背中を叩いて笑った。
「では、あまり長居しても若い2人の邪魔になりますから行きましょう。ジュンス、往生際が悪いです。さっさと手を離しなさい!」
チャンミンに一喝されて、ジュンスはびくっと体を震わせた。
「大丈夫だよ」
ジェジュンは自分のシャツの裾を握っているジュンスの手をそっと外させた。
「それでよし。では、ごゆっくり」
チャンミンが表情も変えずに頷くと、ユノとジェジュンを従えるようにリビングを出て行った。
皆が出て行ったリビングは水を打ったようにしんっと静まり返っている。
いつも居る場所なのに、この緊張感と言ったらステージの上よりもひどいほどだ。
何だか少し荒くなったジュンスの息遣いまではっきり聞こえてくる。
ジュンスはまだ俯いたまま顔を上げようとはしない。
ごくんと唾を飲み込むと、俺はわざと静寂を破るように大きな声で言った。
「ジュンス、君が好きです。俺と付き合って下さい」
テーブルにおでこがつくほど頭を下げた。
何でこんなに緊張するんだろう。
怖くて顔が上げられない。
さっき確かにジェジュンを通して付き合ってもいいって言って貰ったけど、本当にそう思っているのか面と向かってオッケーして貰うまでは信じられない。
しばらく間が開いて大きく息を飲む音がすると、ジュンスの照れたような声が聞こえた。
「は、はい。あの・・・よ、よろしくお願いします。痛っ!」
ゴンっと鈍い音がしたかと思うと、ジュンスがおでこを手で押さえて頭を上げた。
俺と同じようにテーブルに頭を下げて、勢い余ってぶつけてしまったらしい。
「大丈夫!ジュンス!」
「きっ、緊張しちゃって。僕って馬鹿だね」
ぺろっと舌を出して微笑んだジュンスとリビングに入ってから初めて顔を見合わせた。
やっといつものジュンスの笑顔だ。
「そういうところも大好きだよ」
その言葉にジュンスの頬が桜色に染まった。
To be continued.....
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じゅんじゅんもそういうユスが好きーヽ(゜▽、゜)ノ←あほ
皆様。
えらく更新が遅いけど、だから亀小説って言うのよー(≧▽≦)←