「そっ、そんな・・・僕、困るよ」
「嫌いなのか?」
「嫌いじゃないよ。好きだけど、そんないきなり」
「いきなりじゃないよな。ユチョンはずっと気持ちを伝えてきたはずだぞ。それに気付かなかっただけだろう」
いつになくきつい口調のジェジュンにしゅんっとなる。
ユチョンが僕のことを特別な目で見てると言われ、どういう意味か分からずきょとんとしていると、ジェジュンは噛んで含めるように説明してくれた。
「そ・・・そんなこと言われても。どうしていいか分からないよ」
「なあ、ジュンス。ユチョンのこと考えてやってくれないか?」
「考えるって?」
「付き合えるかどうか、考えてやってくれよ」
「ぼっ、僕が、ユチョンと付き合うの?」
驚いて声が裏返った僕の肩をとんとんと叩いて、ジェジュンはこくんと頷いた。
「いいか、ユチョン。もし上手く付き合えてもだ、すぐにどうこう出来るなんて思ったらいけないぞ」
椅子に向き合って座るユノが、誰もいないのに前屈みになり、声を潜めて言った。
「う、うん」
「やっぱりさ、そういうことには段取りってものがあるんだ。急いては事を仕損じるって言うだろう。何事もじっくり構えて、その時を待つんだ」
「その時っていつくるの?」
「それは、人それぞれだろう。一概には言えないよ。まあ、でも相手はあの天使だぞ。かなり時間が掛かるとみて間違いないだろう」
「だよね・・・」
はあっと大きな吐息を吐く。
今まで何度も告白めいたことをしてきたけど、ジュンスはにかっと白い歯を見せて、
「僕もユチョン大好きー」
と、子供のように答えるだけだった。
いつまでも縮まらない距離に、自暴自棄になっていっそこのままと思ったことも数回ではない。
でもその度に、あの俺の事を信用しきった笑顔に気持ちが萎えた。
「心配するな、ユチョン。ジェジュンが上手く話してくれるさ。とにかく、もうしばらく待とう。なっ」
「うん」
「ジュンスが少し成長してくれるといいんだが・・・」
溜息混じりにそう言うユノと顔を見合わせ、はあっと吐息を吐くと、部屋のドアがゆっくり開かれチャンミンが恭しく頭を下げた。
「お待たせしました。どうぞリビングにお越し下さい」
To be continued.....
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えー、皆様。
ごきげんようm(_ _ )m
表で上げる亀小説。
時間を変更してお届け致します。
0時のリポートが一体いつまで続くのか分らないので、とりあえず上げれる時は21時に上げていこうかと思います。
さあ、誰が一番に気付いてくれるかな( ̄ー ̄)←誰も気付かなかったりして