black cherry ~溜息~ | infection  ~YooSu~

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YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

「そっ、そんな・・・僕、困るよ」



「嫌いなのか?」



「嫌いじゃないよ。好きだけど、そんないきなり」



「いきなりじゃないよな。ユチョンはずっと気持ちを伝えてきたはずだぞ。それに気付かなかっただけだろう」



いつになくきつい口調のジェジュンにしゅんっとなる。

ユチョンが僕のことを特別な目で見てると言われ、どういう意味か分からずきょとんとしていると、ジェジュンは噛んで含めるように説明してくれた。



「そ・・・そんなこと言われても。どうしていいか分からないよ」



「なあ、ジュンス。ユチョンのこと考えてやってくれないか?」



「考えるって?」



「付き合えるかどうか、考えてやってくれよ」



「ぼっ、僕が、ユチョンと付き合うの?」



驚いて声が裏返った僕の肩をとんとんと叩いて、ジェジュンはこくんと頷いた。





「いいか、ユチョン。もし上手く付き合えてもだ、すぐにどうこう出来るなんて思ったらいけないぞ」



椅子に向き合って座るユノが、誰もいないのに前屈みになり、声を潜めて言った。



「う、うん」



「やっぱりさ、そういうことには段取りってものがあるんだ。急いては事を仕損じるって言うだろう。何事もじっくり構えて、その時を待つんだ」



「その時っていつくるの?」



「それは、人それぞれだろう。一概には言えないよ。まあ、でも相手はあの天使だぞ。かなり時間が掛かるとみて間違いないだろう」



「だよね・・・」



はあっと大きな吐息を吐く。

今まで何度も告白めいたことをしてきたけど、ジュンスはにかっと白い歯を見せて、



「僕もユチョン大好きー」



と、子供のように答えるだけだった。

いつまでも縮まらない距離に、自暴自棄になっていっそこのままと思ったことも数回ではない。

でもその度に、あの俺の事を信用しきった笑顔に気持ちが萎えた。



「心配するな、ユチョン。ジェジュンが上手く話してくれるさ。とにかく、もうしばらく待とう。なっ」



「うん」



「ジュンスが少し成長してくれるといいんだが・・・」



溜息混じりにそう言うユノと顔を見合わせ、はあっと吐息を吐くと、部屋のドアがゆっくり開かれチャンミンが恭しく頭を下げた。



「お待たせしました。どうぞリビングにお越し下さい」




To be continued.....



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えー、皆様。

ごきげんようm(_ _ )m


表で上げる亀小説。

時間を変更してお届け致します。

0時のリポートが一体いつまで続くのか分らないので、とりあえず上げれる時は21時に上げていこうかと思います。


さあ、誰が一番に気付いてくれるかな( ̄ー ̄)←誰も気付かなかったりして