君の眉引思ほゆるかも | infection  ~YooSu~

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YooSuが大好き!なじゅんじゅんのブログです。腐の気があるので気をつけて。

遠く雷鳴が聞こえる。

空が鈍く彩られていき、生あたたい風と共に大粒の雨が降ってきた。

あわてて開け放たれた窓を閉める。

閉めた窓ガラスを叩く銀色の滴。

しばらく見るともなしに見入っていた。



「うん・・・」



床に転がったまま寝入ってしまった君が暑さのせいなのか身動ぎを繰り返す。

エアコンのリモコンを取り上げ温度を下げようとすると、ヒュルルルと妙な音がしてエアコンが止まった。

何度リモコンを押してもうんともすんとも言わない。

たちまち額に汗が滲む。



「参ったな・・・」



午後7時。

まだ明るさの残る時間は昼間の容赦ない日差しの熱を内包したままだ。

額の汗を腕で拭って、君の側に座り込む。

子供のように安心しきって眠る君。

ひくひくと口唇が動いて、かすかに俺の名を呼んだ。



「ここに居るよ」



小さな汗の粒が浮かんだ君の額にかかる髪を撫で上げる。



「ふっ、んん・・・暑い・・・」



うっすらと目を開けた君が呟く。



「エアコン、壊れたみたいなんだ。ちょっと、待ってて」



部屋を出て洗面所へ行き、タオルを濡らす。

部屋に戻ると寝そべったままぼんやりと窓を見上げている君の額にタオルを乗せる。



「気持ちいい・・・」



俺の手に手を重ねて少しでも冷気を感じようとするかのように押し付ける。

重ねた手のやわらかいぬくもり。

体に纏わりつく蒸し暑さとは違う、君の手の熱さに俺の体温が上昇する。

君の首筋を汗の粒が流れ落ちる。

なめらかな肌の上を転がるそれを口唇で舐めとると、



「ふっ、くすぐったい」



君が首を竦め、タオルに隠れていたつぶらな瞳で俺を仰ぎ見る。

甘酸っぱい匂いに翻弄されるように、君の口唇に吸い寄せられる。

触れ合う温度で潤いを増す君の身体。

艶めかしい水滴が滴り落ちる。



雨が降る。

強く叩きつけるように。

君に深く飲み込まれた時、けたたましい落雷と共に俺の中の迸る想いが滝となって君に流れ落ちた。



気が付くと、窓の外は闇に身を沈め、激しい烈情が去った後のようにひっそりと静まり返っている。

ゆるゆると起ち上がり窓を開け放つ。

湿気を含んだ微風が肌を撫でる。



「気持ちいいね」



俺の烈情を受け止めた君が、微笑みを浮かべながら囁く。

夜の帳に隠れるように、また君の元へ。

雲間からは君を想わせる眉月が儚いようでいて、清かな光を放っていた。

いつまでも。







終。








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いかがでしょうか?

表で上げるそれなりの小説。

これは一切名前が出てきません!

表で上げるにふさわしいかと思って、書いてみました。

あっ、皆様。










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じゅんじゅんです(///∇//)










これが、昨日の記事に書いたバスの中で書き上げた小説でございます。

初めに思い付いたのも、数日前のバスの中。

ええ、叩きつけるような雨が降っておりました。

過去記事「お安いのがお好き?」のコメ欄で、

mihoちゃんとT-mickyちゃんからリク頂いた「蒸し暑い夜の話」です。←勝手にリクと思いこんでいる。

アメ限で上げる予定の話を、表で上げられないかと試行錯誤。

こんなお話になってしまいました。

まあ、たまにはいいかな?








そういえば、小説と記事を一緒に書くのは初めて。

いい機会なのでコメ欄で放置したままになっている質問(?)に答えていきましょう(・∀・)←何がどういい機会?
まず、過去記事「ユスの魔法」のコメ欄で陽子ちゃんに聞かれた













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「じゅんじゅんロングヘアーの時の写真が何故にこのじゅんたん?」














それはですね。

じゅんじゅん・・・・・高校生の時・・・・・






















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「へヴィメタルバンドやってたから!」←三ヶ月ほど












ちなみにじゅんじゅんはベース担当。

ちゃんとホールのステージに立った(ノ´▽`)ノ

そういえば5人組だったなあ~。

友達に頼んでステージにへばりついて観てもらったおかげでかなーりいい気分を味わいました。

いい思い出です(^∇^)











もうひとつ、過去記事「愛してる」のコメ欄でT-mickyちゃんが














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「手順書通りに小説を!」














と、書いてくれた














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「mihoちゃんからのプレゼント、ユス菌入浴剤」




















mihoちゃん・・・・・
































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「何故分かった―――――?」














いやー、ソウルメイトの絆を感じました。

ちょうどユス小説第二部を執筆中だったじゅんじゅん。

この贈り物が届く数日前から、




















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「そうだひらめき電球風呂ネタ書こう」












膨らむ妄想に手を焼いていたところに、この贈り物。

しかも、













T-mikcyちゃん・・・・・



























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「ぐふふ、白濁」←こんなことは書いてない!が、見えた!












「手順書通りに小説を書いて!」





















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「あはは、書いてるしー」←手順書通りかどうかは分からんが















mihoちゃん・・・・・





T-mickyちゃん・・・・・
































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「君達、エスパー?」

















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