2023年12月31日の紅白歌合戦にYOSHIKIさんが出場し、『ENDLESS RAIN』と 『Rusty Nail』を演奏しました。
今回は『Rusty Nail』について考えたことを3回に分けて書いていきたいと思います。


『Rusty Nail』が演奏された背景には、HEATH(X JAPAN)さんへの追悼が込められていました。時系列にすると以下のとおりです。
2023年8月20日YOSHIKIさんのディナーショーでHEATHさんと『Rusty Nail』を演奏。
同年10月29日HEATHさん死去。
同年11月21~23日THE LAST ROCKSTARS(以下TLRS)公演にてPATA(XJAPAN)さんをゲストに迎え『Rusty Nail』を演奏。
同年12月31日紅白歌合戦にてYOSHIKIさん『ENDLESS RAIN』、『Rusty Nail』を演奏。


TLRSのコンサートではSUGIZOさんMIYAVIさん、そしてPATAさんの3ギター、ベース無しという編成で『Rusty Nail』を演奏しました。
紅白歌合戦でも例えば、HEATHさんのベースをステージに置いて、ベース無しでスペースを空けておくといった演出が候補に挙がっていてもおかしくなかったと思います。

ただ、ベースの音が無い『Rusty Nail』だと無意識にベースのフレーズを求めてしまい、HEATHさんの言葉を借りると、しんみりしてしまっただろうと感じます。


紅白歌合戦でのYOSHIKI『Rusty Nail』はHYDE、PATA(X JAPAN)、難波章浩(Hi-STANDARD)、清春、松岡充(SOPHIA)、明希(シド)、海(vistlip)、KAMIJO(Versailles)、George(LADIESROOM)、ナカヤマアキラ(PlasticTree)、HIROTO(アリス九號.)の11人の盟友と共に演奏されました。(敬称略)

豪華メンバーによる音やビジュアルには圧力がありました。
湿っぽい空気が吹っ飛ぶようなパフォーマンスだったと思いました。

『Rusty Nail』②につづく